A4さんの記事(小学校から飼育小屋が消える)に触発されて、
今回は、私が小学生のときの話を書きました。
内容は、学校の飼育小屋と直接関係はありません。
クラブ活動の話です。
私の心に残っているだけの話で、
たいしておもしろい話ではないことを、
はじめにお断りしておきます。
私の小学校は、5年生と6年生のときは、
「クラブ」と「委員会」というふたつの活動に参加することが決められていました。
「クラブ」と「委員会」、
それぞれいろいろなものがあり、私は「クラブ」は卓球部、
「委員会」は飼育委員会に所属していました。
「クラブ」は、
女子向けの家庭科みたいなクラブや、陸上みたいなのとか、
合唱部もあったかもしれません。
また「委員会」は、
「放送委員会」があったように記憶していますが、
ほかになにがあったのか詳しくは覚えていません。
「クラブ」はたしか週1回の活動、
「委員会」はもっと頻度がすくなかったように思います。
ただし、「飼育委員会」は、
学校で飼われている動物のお世話ですから、
夏休みも学校に出てエサやりとか掃除をしていました。
さて、当時もいまでも、
「クラブ」と「委員会」の違いがわからないのですが、
それはさておき、
今回の話は、「クラブ」のひとつ、
「時刻表で旅をするクラブ」のことです。
私は、所属していませんでしたので、
活動内容について、そこまでくわしく知りません。
しかし、時刻表を見ながら、
目的地にどうやって行くか計画を立てる活動をするということが、
クラブ名からわかります。
ところで、私は卓球部でしたから、
クラブ活動の時間は、卓球台が置いてある場所に移動します。
一方、
「時刻表で旅をするクラブ」は、
いつも使っている教室で活動していました。
活動といっても、
目的地を決めて、列車でどうやっていくかを机上で計画するだけのことです。
ちなみに顧問の先生は、
私の担任の先生で、所属している生徒はたしか5人くらいだったと思います。
女子はひとりもいません。
時刻表を見て、何時にこの駅で乗りかえて、
次はこの列車に乗って……みたいなことが好きな小学生女子は、
昔もいまもごく少数です。
このクラブの興味深いところは、
実際に列車に乗らず、頭のなかだけで立てた計画で終了することです。
本当に行くのなら、
計画段階でテンションがあがるのでしょうが、
計画するだけですから、
いったい何がおもしろいのかわからないということになります。
しかも、
旅の目的地になにがあって、どんな観光をするのかということは主題ではなく、
列車の乗り継ぎをどうするかというのがメインの活動ですから、
余計にそう思うのでしょう。
私は大学時代、
和歌山県出身のおなじ学部の友人に、
どんな流れか忘れましたが、
「時刻表で旅をするクラブ」の話をしたことがあります。
たぶん私の心のなかに、
ヘンなクラブだったという思いがあったのでしょう。
「なんやねんそれ、どんだけ貧乏なんや!」という反応でした。
そう言われて、
「たしかにそうや、計画立てるだけでどこにも行かんのは、
やっぱりちょっとヘンかもしれんな」
という思いが強くなりました。
「時刻表で旅をするクラブ」の顧問は、
私の担任の先生と書きましたが、
当時50代後半の男の先生で、
社会科が専門でした。
いかにも時刻表を見るのが好きそうな先生でした。
一方、
所属している男子生徒も風変わりな生徒がいました。
たとえば、
小中高とおなじ学校だったノリ(仮名)は、
たしか30代だったころに、自分の名前を変えました。
苗字ではなく名前のほうです。
私の母親と、ノリの母親がいまでも付き合いがあり、
私の母親にその話を聞きました。
なんでも、
運勢的に良くない名前だったということでした。
高校の同窓会名簿で、
ノリの名前が違っていて、私が母親に聞いたところ教えてくれました。
私の母親とノリの母親は、
もとは私とノリが小学生のときにおなじクラスだったことで知り合った関係で、
いまでいうママ友です。
しかし、
私は高校を卒業後に地元を離れ、ノリも首都圏の大学に行きましたので、
疎遠になりました。
ノリは大学卒業後地元に戻りましたが、
私との付き合いは高校卒業後から、まったくありません。
しかし母親どうしの付き合いはいまでもあり、
そのことに不思議な感じがします。
それはさておき、
いちど名前を変えたノリですが、
その後また元の名前に戻しています。
何回も名前を変えることができるかどうか知りませんが、
私は自分の名前を変えようとしたことはありませんし、
多くの人がそうではないでしょうか。
それともうひとり、
カズ(仮名)です。
カズは、小学生のくせに、
ジジくさい生徒で、修学旅行のときに、
こづかいの大半を使って、
ランプを買ったことに、私をふくめたほかの友達は、
びっくりさせられました。
骨董品みたいな造形のランプだったからです。
就寝時間のちょっと前、
ほかの生徒たちが修学旅行でテンションがあがり、
プロレスごっこをするなか、
ランプを取り出し、嬉し気に眺める男子小学生。
べつに悪くないのですが、
小学生にしては、落ち着き過ぎではないかと思った次第です。
私が卓球部の活動を終えて、自分の教室に戻ると、
黒板に書かれていた中四国地方の地図が印象に残っています。
時刻表で、山陰地方にでも行ったのだと思います。
ノリにしても、
カズにしても、小学生にしては落ち着き過ぎている印象がありました。
単に私が落ち着きがなかっただけかもしれませんが。
今回の話は以上です。
ところでトップ画像は、
以前に取り上げたことがあります、
ビニ本「SISTER RAY シスターレイ」(八起書房)の娘さん。
ハリがありそうでかたちのよい美尻がとても魅力的です。
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