おとなの妄想くらぶ

カテゴリ: 飲食店

三姉妹_11

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前回の、広島市中区千田町のカレー屋(1)の続きです。

問題のカレー屋は、大学が面している路面電車の通りから、西に1本入った道沿いにありました。

GoogleMapで確認しましたところ、
たぶん千田町2丁目だったと思うのですが、記憶が定かではありません。

ちなみに現在は、もうお店はありません。いつなくなったのかは不明です。

喫茶店風のお店で、喫茶店だったのか、それともカレー専門店だったのかも思い出せません。
店名も覚えていません。

覚えているのは、店構えが地味で、店内も暗かったことです。

私はそこでカレーしか食べたことがありませんが、欧風のカレーでした。

私は味に無頓着でして、
たいていのものは美味しくいただくのですが、平均的な味でした。

カレーのなかに生卵が入っていまして、それが新鮮だったと記憶しています。

ひとりで店に行ったり、友達といっしょに行ったりしましたが、

いつもガラガラで、店内に私ひとりだけというときもありました。

店内で、“〇〇研”に勧誘されている学生も見たことがありません。

ちなみに、広さはそこそこあったように思います。

全部席が埋まると、50人くらいは入ることができたのではないでしょうか。

実際のところ、私はそこに数回しか行ったことがありません。

“〇〇研”が学生を勧誘するのに使っていると聞いて注目し、

生卵を入れたカレーが新鮮だったという理由で数回行っただけです。

大学の食堂以外の場所で昼食や夕食を食べることは、もちろんありましたが、
だいたいが弁当を買って下宿で食べるか、下宿の近くで食べるかのふたつでした。

大学の近くでの外食はほとんどなく、
思い出す限りでは、このカレー屋と、
大学のすぐそばにありました、“松浦”というお好み焼屋のふたつだけでした。

“松浦”は名前を今でも覚えてるように、相当通いました。
安くて量も多くて、学生御用達という感じのお好み焼き屋でした。

会計のあとに、チケットをくれるのですが、
それを10枚貯めると、お好み焼き1枚無料とか、そんなサービスもあったように記憶しています。

ただ、この“松浦”も今はもうありません。

トップ画像は、裏本「三姉妹」から、島崎梨乃です。
結合部分丸さらしな恥ずかしい体位と、悩まし気なアエギ顔が最高です。

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三姉妹_222

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今回もまた、私の思い出話です。

昔の話を思い出しながら書くという行為は、ちょっとした快感ですので、
ついつい書いてしまいます。

私が大学生のときの話です。

私が通っていた学校は、広島市中区東千田町にありました。

学部によっては、東千田町ではないところにあったりしましたが、
私が通っていたのは、東千田町の本部キャンパスです。

入学してすぐに、オリエンテーションが始まります。

学校の事務的連絡がメインで、授業に関することや奨学金に関すること、
生協組合の加入に関することとかあったような気がします。

この段階で、当然私に友達などひとりもいません。

下宿の隣に住んでいたミヤウチは他の学部なので、
学校で会うことはほとんどありませんでした。

何が言いたいのかというと、オリエンテーションへの参加も、
食堂に行ったりするのも常にひとりだったということです。

ちなみに食堂に関してですが、
当時の東千田キャンパスには食堂が3つありまして、

いちばん広くて料理もそこそこなグレードのメイン食堂があり、

料理のグレードはだいぶ落ちるし、とても狭いが、とにかく安い第2、第3の食堂がありました。

メイン食堂は、正門の近くにあり目立つので、入学したばかりの私でもすぐにわかるのですが、

第2、第3の食堂は小さいこともあり、場所もわかりにくいところにありました。

入学間もない私は、第2、第3の食堂存在を知らず、最初のうちはメイン食堂で食べていました。


このメイン食堂がとにかく混んでいます。
いつも50メートルくらいの列が
食堂の外にできるほどです。


ところが第2、第3の食堂は、そこまでではありません。

なぜならば、安いけど料理のバリエーションも少なく、そんなに美味しくないということで、
一部の学生たちには不人気だったからです。

何度かカレーを食べたことがありますが、
言われているほど美味しくないというわけではなく、むしろ好きでした。

汚い机や椅子も、別に気にならず、大学にいるときにもし利用するとすれば、
いつも第3食堂で食べていたように記憶しています。

メイン食堂の話に戻ります。

ある日、オリエンテーションの2日目か3日目だったでしょうか、

私がメイン食堂の列に並んでいると、若い大学生風の男子が話しかけてきました。

大学キャンパス内でしたので、おそらく同じ大学の生徒です。

「学校の近くに美味しいカレー屋があるので、いっしょにどうですか?」

たしか、そんな内容だったと思います。

私はこのとき、ある思いがあったわけですが、話は、約1週間くらい前にさかのぼります。

同じ下宿の1階に文学部の先輩が住んでいたことは、広島市南区翠の下宿のお話(2)で書きました。

岡田有希子のことを私に知らせてくれた先輩のヤマダさん(仮名)です。

その先輩・ヤマダさんが、
「4月の入学時期に、大学でひとりでいる学生を狙って、〇〇研が話しかけて勧誘してくる」
そんな話をしてくれました。

先輩の話のなかでは、
もちろん“〇〇研”は、伏字になってません。
ただまったく知らない人が、“〇〇研”だと言われても、どんな団体なのかわかりません。

ちなみに、沢口靖子主演で「科捜研の女」というドラマがありますが、
これは、警察の“科学捜査研究所”が略されて“科捜研”とされています。
“〇〇研”も、そんなニュアンスです。

とはいえ、何も知らなかった私は、ヤマダさんに突っ込んで聞いてみました。

すると、大元は〇〇教会という宗教団体で、
大学で布教活動をおこなう際に、“〇〇研”と名乗り活動しているとのことでした。

誰しもがそうかもしれませんが、
宗教と聞くとめんどくさいとか、何かを買わされるのではないかとか、
やはりアレルギーがあります。

私も当然そうでした。

さらに、先輩の話だと、「近くのカレー屋に誘ってくる」ということでした。

つまり、私をカレー屋に誘ったのは、“〇〇研”の人でした。

最初話しかけられたときに、いきなりカレー屋に誘われたのではなく、
たしか、何らかのテーマについて話がしたいという感じのことを言っていたように記憶しています。

結果、私は何とか断りました。
友達と待ち合わせがあるとウソをついたのですが、理由はもちろん行きたくなかったからです。

宗教に勧誘されるのも嫌でした。

それ以降は、メイン食堂に並んで食べることはやめたような気がします。

第2、第3食堂を見つけて、そっちで食べていたのか、それともパンとかで済ませていたのかは、
記憶が定かではありません。


ちなみに、1980年代半ば以降の大学は、左翼系団体の活動は完全に下火でした。

左翼系団体の力が強いと言われている広島の大学でもそうです。

東千田キャンパスの正門に「〇〇決起集会」とか書かれている、
“立て看”がいくつか置かれていましたし、

大学の近くに古い学生寮がありまして、そこには街宣車が駐車してあったりもしました。

しかし、当時活動していたメインの層は、身分は学生だったのかもしれませんが、
20代とかではなく30代か、もしくはそれよりも年齢層が上の人たちでした。

ちなみに、大学近くにあった古い学生寮ですが、何度も行ったことがあります。

入学後、しばらくしてできた友人が数人住んでいましたから。

学生寮は、当時から左翼系団体の巣窟のように言われていましたが、
実態はそうではなくて、ただのオンボロな学生寮です。

左翼系団体の街宣車が停まっていたり、
ときに左翼系団体の人が部屋に訪れて、話し込むこともあったようですが、

基本的には、強制的な勧誘もなければ、特別に目立ったトラブルもなかったと聞いています。

ただ管理はずさんですので、誰かが泊まりに来たり、
外部から学生ではない人間が住みついたりすることはあったのかもしれません。

話がかなり脱線しましたが、当時のキャンパス内では、
左翼系団体よりも、“〇〇研”のほうが活発に活動していたようです。

ところで、問題のカレー屋ですが、“〇〇研”とは無関係に、何度か食べに行ったことがあります。

どうしてそこが、“〇〇研”が利用していたカレー屋だとわかったのかというと、

下宿の先輩が、カレー屋の名前まで教えてくれていて、
それを頼りに、後日、友達といっしょに行ったか、

もしくは、学校から
自転車で帰るときにたまたま見つけたのか…。


そのあたりのことは忘れてしまいました。

相当に長くなりましたので、今回はここで終わります。

カレー屋が意外と美味しくて、その後も何度か通った話を次回は書いていきたいと思います。

トップ画像は、裏本「三姉妹」から、押元晴美です。腋毛が素晴らしくエロいです。

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