今回は、高知市にかつて存在した「第二劇場」という映画館について書いてみたいと思います。
高知市の下知地区である城見町という地名の場所にありました。
私が通っていた、昭和小学校の校区内です。
電車通りからも見える場所にありました。
電車通りをはさんで北の方に、「城見公園」という公園がありまして、
小学生のときは、野球をしたり、缶蹴りをしたりと、そこでよく遊んでいました。
また、「第二劇場」の近くに、私の同級生が住んでいたこともあって、
映画館の存在はもちろん知っていました。
しかし、数回しか入ったことはありません。
私が映画をそんなに観ないということもありますが、
大きな理由は、成人映画館だったからです。
春休みや夏休みや年末年始など、学生が長期で休みのときには、
普通の映画を上映しているのですが、
普段はポルノ映画ばかりを上映していました。
上映宣伝のための立て看板も近くに立てられていましたが、
成人映画なので、ドギツイ看板です。
今なら、地域住民から即苦情が寄せられる案件でしょう。
もっとも、当時から苦情はあったのかもしれません。
「第二劇場」で観た映画で覚えているのは、「風の谷のナウシカ」くらいです。
あと、角川映画特集のときに、
「セーラー服と機関銃」とか「時をかける少女」とかを観たような記憶があります。
もちろんリメイクではない、1980年代のオリジナルのやつです。
高知は映画館に人が入らないという話をよく聞いたことがありますが、
それにしても「風の谷のナウシカ」はガラガラでした。
小さな映画館なので、座席も少なかったのですが、半分も埋まってなかったと記憶しています。
一方、角川映画特集のときには、そこそこ入っていたような気がします。
ところで、ナウシカを見た1年くらい後、
「第二劇場」にポルノ映画を見に行ったことがあります。
上映タイトルは覚えていません。
ただ、三本立ての映画を観終わって劇場から出たときに、
前述の同級生の妹と出くわして気まずい思いをしたことは覚えています。
ところで、その同級生の妹は、蓄膿症がひどく、
あるとき手術をしたと、私の母親が教えてくれました。
ちなみにトップ画像は、「第二劇場」とまったく無関係ですが、
AVアイドルの“竹下ゆかり”です。
ビニ本「PONNY ポニー」(ドルフィン企画)からの画像です。
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