
単体のビニ本です。
表紙に書かれていますが、モデル名は、“西村由紀子”です。
色白で、ホッペが赤いところが可愛くもありますが、
全体的には幸薄そうな雰囲気で、身体も貧相です。
当時のオレンジ通信に、
“この娘も毎月必ず再生本が出てくる常連の一人ですねえ。”という見出しが添えられていました。
つまり、ビニ本「メロディー~」は再生本だと思われます。
中身ですが、
(着衣)→(着衣+スケパン)→(下着)と進み、最後は全裸です。
開脚ポーズも随所にありますが、印刷上の消しが濃くてマンコは見えません。
また、着衣や全裸シーン問わず、ぬいぐるみが登場するカットが数点あります。
モデルさんのキュートさを助長するための意図でしょうが、
“西村由紀子”ちゃんがまったく笑っていないこともありまして、
読者は、キュートさを感じられません。
ぬいぐるみの可愛らしさだけが目立っています。
というわけで、私の評価は低いです。
あえて良いところをあげるとしたら、
小さめながら弾力のありそうな、プリっとした美尻と色白の美肌でしょうか。
ところで、例の「さとり資料館」さんのサイトで調べてみますと、
裏本やビニ本、また写真集など、相当数の出演作がヒットします。
かなりの人気モデルさんだったことがうかがえます。
そのなかで、裏本がひとつありました。「NEVER SAY NEVER AGAIN」です。
1984年(昭和59年)07月号のオレンジ通信で紹介されていまして、
100点満点で81点と高評価でした。
しかし、“~発射はありますが、本気度は殆どなし。~”とも書かれています。
この裏本は、放尿場面があるのですが、それが高得点の理由だろうかとも思った次第です。
ちなみに、1980年代当時のビニ本を紹介していた、アダルト雑誌の状況ですが、
スケパンやベール越しにマンコが丸見えのものも少なくなかったため、
印刷上の消しが濃い理由で、マンコがまったく見えていないビニ本は、
余程、美形ルックスのモデルが登場していない限りは、
酷評される傾向が強かったように思います。
まずマンコが見えていて、そのうえでモデルの質が判断される、
さらにそのうえで、プレイメニューやモデルの感じ方などが判断基準にのぼる、
そんな感じでしょうか。
そのため、ビニ本「メロディー~」の、オレンジ通信での扱いは小さく、
その月のメインではなく、“その他”扱いです。
インターネットで気軽にマンコを見ることができる現在からすると、
“マンコが見えること”至上主義的な価値観というか、空気感は、
大げさにいいますと、後世に伝えるのは難しいのではないかと思っています。
1980年代に、ビニ本や、それらを紹介するアダルト雑誌に数多く触れてきた私でも、
当時のビニ本を、現在改めて見るときに、
マンコが見えていることが最も大事という視点で鑑賞する気持ちは薄れています。
マンコが見ていないよりも、見えているほうが良いしスケベだという気持ちは揺るがないのですが、
マンコが見えていることの重要性が、相対的に落ちてきたというところでしょうか…。
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コメント
コメント一覧 (2)
『西村由紀子』の女優名もビニ本女優として出演していた時の事でしたし、❝透けパン全盛期❞ にビニ本女優の活躍していましたが 裏本『Never say never again』('84年4月)の同時期に ❝ベール隠し❞ が混在するビニ本が1~2冊 存在した筈です(とは言えど ❝ベール隠し❞メインでは無く、❝透けパン隠し❞と同じ 薄っすら見える程度)。他の女優さんの様な 建て前としてのモロ見えのベール隠しでは無かった筈でした。
モロ見え状態が普通に成り ❝ベール隠し❞ が建て前に成っていた '84年に『成瀬真実(マミ)』の女優名でAV出演して今度は モザイクの下にマンコを隠してしまいました。AV女優での売り込みは過激発言を連発(本人が其の通り発言したのか、AV会社が勝手に捏造した発言か 定かでは無い様ですが)。[好きな事は?]「男とSex」[趣味は?]「オナニー」と言ったインタビュー記事が '85年創刊の 大洋書房『月刊マスカットNote』に掲載(AV女優が男優のスペルマを口内発射で受け止め 勢いで唇周りにも跳び散らしたり、顔射で受け止めるシーン満載のフェラチオ・オンパレードフルカラー誌)。
業界での彼女の評価は分かれる事が多かった様ですが ❝貧乳❞ ながらもファンに成る男性が根強くいて、AVとビニ本の双方で支持されたのは確かな事でした。
モーリス輪島
が
しました