カラミのビニ本です。モデル名は“川島恵美子”です。
当時のアダルト雑誌の情報によると、裏本や裏ビデオにも出演しているとのことでした。
表紙に顔のアップが載っていますが、
ルックスが良くないとのことで、彼女自身に対する評価は高くありません。
“ホテトル顔”と称している当時のアダルト雑誌もありまして、
スケベな雰囲気なれど、容姿は良くない、
また好みでないというのがライター陣に共通した感想のようでした。
またオレンジ通信には以下の記述があります。
“~川島嬢も、ことのほか美人的に撮られており、カメラマンは仲々にプロであります。~”
美人に撮られているレベルでこれです。
ただし、プレイを含めた全体的な評価は低くはありませんでした。
消しも最小限でほぼ丸見えですし、
マンコから白いマン汁を滲ませている卑猥なカットもあります。
ルックスはともかく、かなり敏感なようです。
ちなみに、
ビニ本「18歳私は好き!」は裏本がビニ本として再生されたものです。
当時のオレンジ通信で、「裏→表再生本編」のコーナーで取り上げられておりました。
1980年代半ばは、裏本→ビニ本の流れが常識になっているという趣旨のことも書かれています。
例の奥出哲雄氏は、この状況を憂いていまして、以下のことを書いています。
“~オモテとしての気概を持とうというのがビニール業界人の正しき姿勢ではないだろうか。
~そういう意味に於いてはもはや本物のビニ本人間がいなくなってしまったということが、
このお色直し本状況を見るとよく分かるのだ。~”
「ビニ本人間」は初めて目にした造語ですが、
ゴロがよく、何をしている人なのか瞬時に伝わるネーミングセンスも良いです。
それはさておきまして、
当時、ビニ本は、裏本の半額以下で買えました。
たとえば、このビニ本「18歳私は好き!」は、裏本と大差ないほど局部が見えていますから、
裏本と同等レベルのものが安く手に入ると考えれば、読者にしてみれば歓迎です。
とはいうものの、
裏本→ビニ本再生が常態化すれば業界全体に活気がなくなると、奥出氏は危惧しています。
しかし、その後、
斜陽気味なビニ本が復活することはなく、アダルトビデオの台頭もあり、
ビニ本業界全体がさらに縮小していくのは、みなさまご存じの通りです。
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