「女学生活」(共和出版)発売時期不明
これまで取り上げてきたなかで、最も年代が古いと思われます。
ビニ本や自販機本が普及する以前のものかもしれません。
一般的なビニ本が表紙の4ページを含めて52ページに対して、
「女学生活」は表紙4ページを含めて48ページです。
また一般的な自販機本の大きさがB5、いわゆる大学ノートサイズなのに対して、
「女学生活」はビニ本サイズと同じでA4です。
以前の記事、「ビニ本・裏本と自主規制」で取り上げました、
川本耕次氏の「ポルノ雑誌の昭和史」によると、
自販機本は機械の制約があって、B5の大きさまでしか入らなかったようです。
また、1983年(昭和58年)以降、
アリス出版の末期になるとA4サイズのものも存在するらしいという話も出てきます。
しかし、「女学生活」はどうみても1983年以降のものとは思えないレトロ感があります。
結局、自販機本かビニ本かわからなかったため、“未分類”としました。
とはいえ、「女学生活」の内容は自販機本テイストです。
中身に、それっぽいポエムもふたつ添えられています。
さらに、表紙の煽り文句的な見出しも自販機本テイスト全開なのですが、
中身はものすごくおとなしめでして、
最も過激なシーンが、パンツを履いた状態での開脚です。
またブラを外しているカットも数点あるにはあるのですが、
いわゆる“手ブラ”状態でして、指の間から乳輪が少し覗いている程度です。
つまり、通常のヌード写真集よりも、はるかに肌の露出が抑えられています。
表紙に、“みだらな少女のポーズ集。”とありますが、
それを期待して購入すると落胆するでしょう。
どこにも明記はされていませんが、“成人向け”なのかどうかもあやしいところです。
しかし、「女学生活」に対する私の評価はとても高いです。
理由はいくつかあります。
古い街並みやレトロなラーメンの自販機など、
古いものを見るとテンションがあがりますが、その気持ちも当然あります。
さらに、モデルの女の子が美形で若いです。
表紙右上の写真から連想されますが、
1970年代に活躍した子役の、“キャロライン洋子”っぽくもあります。
冬服セーラーと髪型からそう見えるのかもしれませんが、
キャロライン洋子よりもビジュアルは上でないかと思います。
加えて色白の肌がとてもキレイです。
それと、パンツの形状もレトロ感が満点でいい感じです。
表紙をいちどみただけで、はやく中身を見てみたくなります。
ちなみに、中身の展開としましては、
外撮りのあとで、ホテル内で一部脱衣という簡単なものです。もちろん男優も登場しません。
簡単な展開ではあるのですが、
モデルの女の子が魅力的過ぎることもありまして、いろいろと書きたくなってきました。
中身については、次回、細かく書いていきたいと思います。
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