女優渡瀬ミク写真集グッバイマリア_01

裏本「女優渡瀬ミク写真集 グッバイマリア」1986年(昭和61年)04月頃発売

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渡瀬ミクです。

タイトルにあるように、これが最後の裏本出演という雰囲気が濃厚ですが、
購買意欲をかき立てる目的で、裏本業者が勝手にタイトルに“グッバイ”と付けただけです。

裏本「女優渡瀬ミク写真集 グッバイマリア」が発売された当時、
渡瀬ミクはすでにアダルトビデオデビューしていましたから、

新作の裏本やビニ本に出演することはもうありませんでしたし、
裏本「女優渡瀬ミク写真集 グッバイマリア」自体が、裏本「少女ケイト」の再生本です。

裏本「マリア」の再生本でしたら、“グッバイマリア”もまだわかるのですが、

裏本「少女ケイト」の再生ですから、裏本マニアとしてはモヤモヤするものがあるでしょう。

ところで、彼女の代表的な裏本は3冊あります。

「マリア」「イブの囁き」
「少女ケイト」です。


私が知るかぎり、渡瀬ミク出演の裏本は、上記3冊以外はすべて再生本です。

3冊のうち、「マリア」と「イブの囁き」の2冊と「少女ケイト」には、
撮影場所や発売時期など、もちろん異なるところがいくつかありますが、

もっとも目立つのは、渡瀬ミクの髪型です。

「少女ケイト」だけが髪が長いです。

ただこれは、
当時のアダルト雑誌の斉藤修氏の記事のなかで、

“ズラ”と出てきますので、カツラでしょう。


一方、「マリア」と「イブの囁き」は髪が比較的短くて、
ショートカットのカテゴリに入ると思います。

「少女ケイト」の長い髪は
水商売風に見えるので、
私は「マリア」と「イブの囁き」の髪型のほうが好みです。


ところで、
裏本「女優渡瀬ミク写真集 グッバイマリア」ですが、
内容的には、カメラテクや印刷が良いとはいえません。

タレント写真集のような構図で、
渡瀬ミク単体を置いたカットも複数見られることから、

彼女を、単なる裏本モデルのひとりとして扱うのではなく、
まるでアイドルのように扱いたいという、スタッフの意気込みは伝わるのですが、

カメラの腕がついていってない感じで、写真の仕上がりは良くありません。


ピントが合っていないカットが複数あり、
それをあえて大きくしていたりしますから、どういうつもりかと思ってしまいます。

加えて、演出のひとつなのでしょうが、
彼女がやたらとテカテカしているカットも複数枚あります。

汗なのか、オイルの類いの液体か、写真だけでは判断できませんが、

普通にしていてもアイドルっぽい極上の被写体なのだから、

変な小細工をせずに、そのまま撮影すれば、もっと良い仕上がりだったのに残念です。

ちなみに当時のアダルト雑誌に、

裏本「女優渡瀬ミク写真集 グッバイマリア」は複写再生でなく、
オリジナルからの再生という明記がありました。

人気モデルが出演している裏本は、複写再生が横行していたことを考えると、

人気沸騰していた渡瀬ミクの、
複写再生ではない裏本が再生されたこと自体に価値があったのかもしれません。

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