SOMETHING_00

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今回は裏本やビニ本と直接には関係がない、古本屋の話です。

その昔、私の実家の近所に、「古本」と書いて「こっぽん」という店名の古本屋がありました。

店の看板に、“こっぽん”と書いてありました。

たとえば、“古本”とだけ書かれていたなら、店名とは思わず、
古本が販売されているという認識以上のものはなかったと思いますが、

“古本”表記のそばに“こっぽん”と書かれていたので、店名だと認識した次第です。

高知市の東エリア、高知市弥生町にありました。

開店したのは、1984年前後だったように記憶しています。
ただし、売上が良くなかったのか、1年足らずで閉店してしまったような気がします。

近所だったこともあり、数回店内を覗いたことがあります。

売場は6畳くらいのスペースで、スペースのわりに本はかなり多かったです。
漫画とか小説の文庫本とかがメインの、一般的な古本屋でした。

ところで、「古本(こっぽん)」の隣に弁当屋がありましたが、
現在でも営業中の、「ふれんど」という弁当屋です。

「ふれんど」は「古本(こっぽん)」よりもさらに古くからあります。
私はここで、よく弁当を買いましたし、いまでも買うことがあります。

注文を受けてから揚げるので、多少時間はかかりますが、
サクサク感のある、鳥の唐揚げ弁当が大好きでした。“弁当”ではなくオカズだけ買って、
家にあるご飯で食べることも多かったような気がします。

また、「ふれんど」の隣に総菜屋がありました。
こちらは「古本(こっぽん)」や「ふれんど」よりもはるかに古くからありました。

最近は実家に帰ることも年にいちどあるかないかという私です。

実家に暮していた当時の記憶が強いため、もう30年近く営業しているはずの「ふれんど」ですら、
私のなかでは新規店のような認識になっています。

ただ、この総菜屋は私が小学校に入学する前からありました。

けっこう長くなりましたので、残りの話は、次回以降にしたいと思います。

次回以降のタイトルはまた「古本(こっぽん)」としますが、

内容的には「古本(こっぽん)」と無関係で、
このあたりの商店街についての話を書きたいと思っています。

ところで、トップ画像は“竹下ゆかり”出演のビニ本「SOMETHING」(八起書房)からのものです。


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