くるみ_40

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前回の記事、東京都杉並区・高円寺南のビデオショップ(1)の続きです。

裏本とかビニ本とかと関係ない話題で、どうでもいいような自分語りですが、
勢いが余って、また書いてしまいました。

高円寺南のビデオショップに、トイレがないことは書きましたが、
それに関連する話です。

私のバイト時間は、15時から次の日の3時までの12時間でした。

これがたとえば工場労働や、何か少しでも頭や身体を動かさなければならない仕事なら、
相当に大変だったと思いますが、店番なので、基本的に座ってるだけです。

お客さんが商品を購入するときだけ、レジ打ちや商品を袋に入れたりの対応をするだけです。

だから、そこまで大変ではありませんでした。

加えて、今のラブホテルがどうなっているのか知りませんが、
昔のラブホテルの受付のように、カウンターに仕切り板がしてありまして、
店員とお客さんとが、直接顔を合わせることがないようになっていました。

お客さんはアダルト商品の購入が目的ですので、その配慮と思われます。

ただこれは、店員の私にとっても心理的プレッシャーを感じずにいられました。

で、トイレの話に戻るのですが、12時間勤務だと、うんこはともかく、
おしっこを1回もせずにバイトが終わるというのは到底無理です。

とはいえ、極力我慢するようにしていました。

それでも行きたいときには、近くにあったガソリンスタンドか、
その少し先のカラオケボックスを利用させてもらっていました。

ビデオショップの目の前にセブンイレブンがありまして、
バイト中に、そこでときどき夜食など買ったりしていましたが、

東日本大震災の15年近くも前の話ですので、
当時のコンビニはお客にトイレを使用させてはいませんでした。

当時住んでいたアパートも、ビデオショップと同じく高円寺南にありましたので、
アパートに帰ってもいいのですが、そこまで近くはなく、自転車で往復15分はかかる距離でした。


なので、もっぱらガソリンスタンドとカラオケボックスを交互に利用させてもらっていました。

しかし、毎回利用していると、やはり怪しまれるのではないかと思い始めます。

ちなみに、こっそりトイレを使うのではなくて、きちんと店員に断って使わせてもらうのですが、
最初の1、2回や、店員のローテーションとかで私を初見の場合は、まあ問題はないのです。

「歩いてて、たまたまおしっこしたくなったのかな」と思ってくれそうですから。

ところが、いつも同じ店員だったりした場合は困ります。

ガソリンスタンドもカラオケボックスもそうですが、
だいたい複数人の体制でやってます。

いつもトイレを借りていると、
「あの人、いつもトイレ借りにくるけど何者だ…家にトイレないのか」
などというウワサもたちかねません。

ただし、これらは私が勝手に思い込んでいただけで、
実際は、何回トイレを借りに行っても、ガソリンスタンドもカラオケボックスも、
「ああ、どうぞ!」というふうに、とても快く貸してくれました。

今振り返ってみると、面接のときにオーナーさんから、
「トイレに行きたいときは言ってくれ、ウチのを貸すから…」
というようなことを言われたような気がします。

しかし、一度も借りたことはありませんでした。
思うに、オーナーさんは店舗がある同じマンションに住んでいたようです。

とはいえ、オーナーさんは常に店にいるわけではなく、
閉店の直前に数分来るくらいです。

私が慣れてくると、
開店から閉店までずっとオーナーさんが姿を現さないことも珍しくありませんでした。

つまり、トイレに行きたいとして、オーナーさんとコンタクトをとる手段がありません。

携帯電話もそれほど普及しておらず、私は当然持っていませんでしたし、
オーナーさんの部屋番号を聞いてもいませんでした。

というわけで、このビデオショップにまつわる話は次回にまたしても続きます。

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