ストレートなタイトルの自販機本です。
表紙の上部カット、
スジらしきものが浮かぶもっこり股間がとてもヒワイですし、
下部の左下のカット、
本気で感じているようなお姉さんの表情にも惹かれます。
性欲が爆発しそうな中学生のときに、
本作が自販機に入っているのを知ったら、
販売機のまえを行ったり来たりしそうです。
それはともかく、
内容は、表紙のお姉さんと男とのカラミです。
記事のあとに裏表紙を載せましたが、
お姉さんの名前は“聖子”です。
本作は、
自販機本の特徴である、それなりに長い文章がありません。
大きな見出しのみです。
そのため、
物語は、自分で想像するしかありませんが、
聖子さんは、
画家っぽい帽子をかぶった男に頼まれたのでしょうか、
絵のモデルになっています。
男のアトリエらしき場所で、
ポーズをつけられ、股間を広げられているうちに、
全裸にさせられ、
ハメられるのかと思いきや、マンコの絵を描かれます。
聖子さんがお股を広げられている近くで、
男がマンコを描写していますが、私には蝶にしか見えません。
デフォルメされたマンコです。
その次のカットでは、
聖子さんが放心状態で横たわり、
その隣で男が煙草をふかしています。
明らかに一戦交えたあとの場面に見えます。
マンコの絵を描かれただけなのに、
聖子さんの、やられてしまったかのような佇まいが腑に落ちません。
続いて、
後日でしょうか、男が描いたマンコの絵をまえに、
聖子さんがオナニー。
四つん這いになり、
パンツのうえからマンコに指を這わせます。
それが表紙の上部カットです。
ところで、
巻頭と巻末は、
聖子さんと男のデート場面です。
絵を描いた男と別人なのか、
それとも同じ人物なのか見た感じではわかりませんでした。
大学らしき構内を、
聖子さんと男が散歩しています。
東京大学の安田講堂らしき建物の写真がありましたので、
勝手に入って撮影したのかもしれません。
そのあと、
大きな池のそばでイチャイチャし、すっかりエロモードになり、
連れ込み旅館のような場所に、
ふたりは消えていきます。
続いての展開は室内でのカラミですが、
自販機本なので、
まったく過激ではありません。
聖子さんはパンツをはいたままでした。
また、
巻末も室内でのカラミシーンがあります。
そのときの聖子さんは、
おとなっぽい黒ストッキング着用で、
仰向けになった男の顔面に股間を近づけ、
パンツを脱ごうとしています。
巻頭のカラミでは、
消極的だった聖子さんが、
巻末のカラミでは突然積極的になっています。
その間にいったいなにがあったのかというと、
マンコの絵を描かれたことです。
マンコの絵を描かれることで、
気がついていなかったスケベな自分に目覚めたのでしょうか。
私なりに内容を読み解きました。
さて、
あらためて表紙を見たところ、
気になる見出しを見つけました。以下です。
“●読者韓国旅行
御優待プレゼント”
裏表紙のあとに、
該当ページを載せました。
韓国旅行のプレゼントに関しては、
たしかA4さんのブログでも取り上げていたような……、
と思い調べましたら、
以下の記事内ですこし触れられていました。
というわけで、韓国旅行御優待のページを見ますと、
読者4万円負担と書かれています。
さらに、
外れた方には、ダッチワイフや大人のおもちゃ、
モデルさんの使用済下着のプレゼントもあると書かれています。
そして、
その左には馬のマークの応募券。
5枚で応募できるので、
当時、実際に応募したかたもいるのではないでしょうか。
当時の書店売りエロ本のプレゼントは、
ポラロイド写真や生写真、ビニ本などはありましたが、
旅行のプレゼントという豪華なものは、
見たことがありません。
それはいいのですが、
昭和57年2月11日~13日という日程になっています。
昭和57年は1982年です。
韓国は、いまは気軽に旅行に行けるところですが、
1982年当時はどうだったのかと思い、ネットで調べたところ、
軍事独裁政権下で、
ソウルの街のさまざまな場所に韓国軍の兵士が立っていたようです。
80年代当時、
ハワイ旅行や沖縄旅行のCMはありました。
航空会社のキャンペーンでした。
ビキニやハイレグの娘さんが出ていたので、
スケベな目で見ていたことを覚えています。
しかし、
韓国旅行のCMは見た記憶はありません。
韓国旅行目当てに自販機本を買う読者がいたとは思えませんが、
自販機本を購入しプレゼント当選して、
韓国に旅行に行く。
当時としては相当マイナーな経験だっただろうと思いました。
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自販機本「女性器」Do企画
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コメント
コメント一覧 (8)
東雑系の自販機本に韓国旅行プレゼント企画が出てくるのは、この本の通り、自販機本がピークアウトしてきた頃で、販促策の一つだったんでしょうね。いろいろ工夫しています。
軍事クーデターで登場した全斗煥ですけど、国民のガス抜き政策として3S(スポーツ、スクリーン、セックス)政策と言われる娯楽の提供推進、1982年には夜間外出禁止令の大幅な緩和を実施。韓国の性風俗産業が発展するきっかけを作っているんです。夜間外出禁止と言っても元々深夜0時から明け方4時までと日が暮れたらではないんですけど、心理的な効果は大きかったでしょうね。
このツアーが夜遊びツアー目的だったかはわかりませんが、この広告が出た頃は、韓国がそうしたものとして注目を集め始めていた頃だと思います。
モーリス輪島
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そして、本誌発売時期を特定出来る決定打は『韓国旅行優待企画』。1冊の自販機本が完売するのが長く見ても3箇月程、応募締切日から逆算すれば 本誌発売日は '81年の盛夏(7月~8月上旬の間)の様です。
コメント1番のA4様の解説通りに、韓国は建国以来 細々と『妓生(キーセン)観光』と言う ❝国営売春❞ で外貨獲得をしていましたが '80年代以降は大っぴらに ❝民営の妓生宿❞ も登場。マルコス政権下のフィリピンでの『買春ツアー』。タイ王国の『買春観光(ジャップカサイと言う インポの男もタチドコロにギンギンに勃起させる ❝睾丸マッサージ❞ を施すサービス付き)』。此れ等は 東アジアの3大売春でした。
私が18~19歳の頃、兄貴から「韓国とフィリピンの買春ツアーは、J.T.B.と近畿日本ツーリストに男性限定ツアーの ❝裏オプション❞ に有るんだ。俺の地元 長野県で兄貴分の人が消防団員に所属し満期を迎えると 公費で ❝慰労の海外旅行❞ をさせて貰えるが、実はフィリピンでの買春ツアーなんだよ」と説明を受け、驚いた憶えがあります。
スミマセン、下段に続きます。
モーリス輪島
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『東アジアの3大売春国』が崩れるのは '85年のフィリピン政変後、故ベニグノ・アキノ・ジュニア氏の奥方『コラソン・アキノ女史』が 初の女性大統領に就任した時、日本の民放テレビ各局の取材でTVカメラに向かい「日本の奥様方、御安心下さいませ!我が国は 此れ以後 ❝売春行為❞ を法的に禁止します。貴女の旦那様が 我が国の女性達と浮気をする事は、出来無く致します!」と宣言(同時通訳と字幕テロップ付き。如何に日本の親爺ドモが大挙押し寄せて居たかの発言です。流石に此の発言はNHKでは 放送されず)。
然し 此れ以後フィリピンから『ジャパ行きさん』成る 違法売春婦が続々と日本に入国。表向きは『フィリピン・パブ』のホステス、又は 各地の温泉郷のホテルお抱えの『イベント・コンパニオン』でしたが、受け入れた店側も男性客との ❝売買春❞ を黙認と斡旋をしたのは、周知の ❝史実❞ でした。
そして、本誌『女性器』に掲載された ❝韓国旅行優待企画❞ で日程2泊3日と読者4万円の自己負担で 私がピン!と来た事。当時 兄貴から聞かされた、旅行代理店が男性客限定の韓国 裏オプションツアー『妓生観光』の日程が丁度 ❝2泊3日❞ にして 妓生嬢に支払う料金がランクで上下しますが ❝3~4万円❞ との事(見事な迄に 本誌記事と1致します)。
韓国『妓生観光』も2千年代の初頭『廬 武鉉 大統領』の政権下に禁止と成り、妓生嬢達がデモを起こした事が日本でも報道されましたね。
現在、東アジアで買春観光が出来る国は ❝睾丸マッサージ❞ のサービスが付く『タイ王国』位でしょう(当時、自販機本が此れ程の読者サービスをする迄に追い込まれた背景は、ビニ本の ❝透けパン化❞ だけでは無く『裏本の出現』と 細々とでしたが裏表定かでは無い ❝エロビデオ❞ 迄もが出て来たからと想えます)。
モーリス輪島
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モーリス輪島
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