肉腿の悶_01

自販機本「肉腿の悶」(エース企画)発売時期不明

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前回に続き、
今回も自販機本を取り上げました。

記事のあとに裏表紙(もう一方の表紙)を載せています。

トップ画像の表紙は、
お姉さんが草むらに寝転がりオナニーに興じるカット。

記事のあとの画像は、
おなじお姉さんの立ちポーズ。

表紙と裏表紙(もう一方の表紙)、
どちらがエロ的に過激かといいますと、

表紙のほうだと思います。

自販機本で、

表紙と裏表紙(もう一方の表紙)に、
過激さで差があることや、

裏表紙が、
あたかももうひとつの表紙のように機能していることの理由が、

これまで何度も、
話題にだしています、

「ポルノ雑誌の昭和史」(川本耕次著 ちくま新書)に、
書かれていたように記憶しています。

自販機が設置されている自治体の条例が、
エロに関して厳しいところは、

過激でない表紙を表にして入れて、

条例が相対的に厳しくないところは、
過激なほうを表にして入れるからです。

そのため、
本作でいいますと、

「肉腿の悶」「季節の中で」と、
本のタイトルがふたつあるようになっています。

オナニーカットの過激なほうが「肉腿の悶」と、
エロいタイトルで、

立ちポーズの過激でないほうが、
「季節の中で」と、歌の曲名のようなタイトル。

エロい雰囲気はありません。

つまり、
タイトルも考慮されているということだろうと思います。

さて内容です。

お姉さんの単体ヌードがメインです。

お姉さんはかなり若くて、20歳前後ではないでしょうか。

トップ画像のような、
屋外でのオナニーカットもありました。

また、屋外には雪が積もっている場所もあり、
かなり寒そうです。

にもかかわらず、
お姉さんは胸をはだけて、

パンツを脱いでしまいます。

そして股間に指を押しあて、
オナニーの仕草。

お姉さんが股間に指を持っていきながら、
丸出しのケツを突き出しているカットがありました。

色白美肌で、
ケツのボリュームもあって、

興奮を誘います。

尻肉と、
太ももとの境目のシワが無く、

なだらかなカーブを描いて、
ケツから脚へと流れていくキレイな曲線に見とれてしまいました。

そのあと、
室内でのヌードが続きます。

お姉さんはスケパン姿、
またはパンスト直ばきの姿です

スケパンやパンストから透ける陰毛や、
マンコには引っ掻いたような消しが入っていて、

露出具合はおとなしいです。

後半、
全裸ヌードがあり、

お姉さんがやはり、
股間に指を押しあてています。

指ではいろいろ隠しきれず、
陰毛やマンコの一部がハミ出していると思われますが、

おなじく引っ搔いたような消しが入っていて、
マンコ亀裂や陰毛は見えません。

ただし、
恥丘部分に広がる毛穴は確認できますから、

陰毛は処理されて、
最小限の状態になっているのかもしれません。

あらためて、
パンスト直ばきカットを確認しますと、

マンコ亀裂上部に、
透けて見える陰毛のカゲは、

小さくまとまっていて、
広がりがありません。

恥丘部分の毛穴が目立つことを思うと、
その部分の陰毛は処理されたのかもしれません。

ところで、
本作の最後のほうに、

「Mr.マガジンチェーン」というアダルトショップの広告が、
2ページにわたり掲載されていました。

“話題沸騰!!ビニール本・男性娯楽雑誌専門店”というキャッチコピーが添えられています。

おもに、
西日本を中心に展開していたショップでして、

1ページについて、
16店舗のショップの紹介が、
簡単な地図とともに掲載されています。

本部は大阪のようです。

私はついつい、
自分がかつて住んでいた場所のショップを見てしまうのですが、

広島市には5つショップがありました。

そのうちのひとつ、
広島市三川町にあるショップの地図に、

“100m 道路”という表記がありました。

私にとって懐かしいワードです。

“100m 道路”とは俗称で、
正式には、“平和大通り”という名称です。

私は、
大学に入学するまえに、
これから住む予定の広島市の地図を買いました。

そして、
そこには“平和大通り”と明記されていました。

平和記念資料館のある、
平和記念公園に面しているので、そういう名称なのだと思います。

大学入学して間もないころ、
広島県呉市出身の同級生の友達に、

“平和大通り”というワードを言ったことがありました。

何の話の流れで出たのか記憶にありません。

それはともかく、

その友人は、
「平和大通り? なにゆうとんな、100メーター道路じゃて!」と言ってきました。

地元民は、
“平和大通り”という名称ではなく、
“100メーター道路”と呼んでいるということがわかった瞬間です。

現在、
グーグルマップやヤフーマップを見ても、
“平和大通り”という名称が載っています。

公式には“平和大通り”というのでしょう。

しかし、
「Mr.マガジンチェーン」の地図には、
“100m 道路”という明記。

地図の原案は、
広島の地元民だったのは間違いないでしょう。

40年近く前の、
どうでもいい話ですが、

意外と覚えているものです。

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肉腿の悶_64