1984年、夏。神田川 第壱集_01

ビニ本「1984年、夏。神田川 第壱集」(八起書房)1984年(昭和59年)08頃発売

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表紙の雰囲気からして、
あの神田川をモチーフにしているのがわかります。

そして、
タイトルのしたには、歌詞のはじまりも書かれています。

私はいわゆるバブル世代なので、
神田川が流行したときに、多感な思春期ではなく、

神田川という歌に思い入れはほぼありません。

メロディラインや歌詞など、
とてもいい歌だと思う一方で、

前途ある若者が描かれているのに、

どうして、
しっとりと暗い雰囲気のメロディなのだろうと思ってしまいます。

そういうわけで、
本作の雰囲気も暗いです。

表紙をめくると、
古ぼけたアパートの2階から、

登場人物の男女が風呂桶を持って、
階段を降りていくカット。

神田川の楽曲の内容を、
再現しています。

しかし、
次のページでは風呂屋には行かず、

部屋のなかでのカラミです。

ビニ本オリジナルのカラミなので、
疑似本番ですし、男優はチンポに黒いコンドームを装着しています。

また、
消しは最小限のスミベタが入ったり入ってなかったりしています。

そのため、
モデルのお姉さんのパイパンマンコは、

キレイな亀裂が確認できるカットが複数ありました。

表紙カットのそのうちのひとつです。
(画像アップのさいにモザイクを入れています)

疑似本番なので、
カラミの迫力はいまひとつですし、

お姉さんの表情も終始暗いので、

興奮を誘われる内容ではありません。

唯一の興奮ポイントは、
お姉さんのむちむちの身体くらいでしょうか。

ちなみに、
撮影場所に使われている部屋は、

とても生活感があります。

当時のオーディオアンプや、
その下に並べられたレコードなどに目を引かれました。

さらに、
オーディオラックの隣に本棚があり、

そのに並べられていたのは、
80年代当時の青林堂から発行されていたガロ系漫画の数々。

最初にみたときは、
私の本棚かと思いました。

さて、オレンジ通信です。
以下、紹介文の全文です。

“ 構成上は、
かつてビニール黄金期の一部の作を想起させますが、
肝心のモデル嬢が神田川的な太目BUSUである為、
ヤケクソなのだった。”

ところで、
楽曲のタイトルにもなっている神田川は、
東京都内を流れる川のことですが、

私の出身地の高知市にも神田川という川があります。

そして、
神田川が流れる地域に、神田という地名もあります。

しかし読み方は「かんだ」ではなく「こうだ」で、
神田川は「こうだがわ」です。

ところで、
私は高校へは自転車で通っていました。

通学の帰り道はいつも神田川付近を走っていました。

高校の帰り道、
神田川にかかる橋の近くの商店で、肉まんやあんまんを買い、

食べながら自転車をこいでいたことを思いだします。

いまでも、
歩きながら、また自転車に乗りながら、

パンやおにぎりを食べるクセが抜けず、

良くないと思いながらも食べてしまいます。

20年ほど前の早朝に、
やはりコンビニでおにぎりを買って食べながら自転車で走っていたことがありました。

しかし、
あわてて食べたせいでノドにおにぎりが詰まり、

しばらく息ができず、
のたうちまわったことがありました。

とくに正月、
もちをノドに詰まらせて死んでしまう
高齢者が何人かいます。

私は、もちがノドに詰まって死ぬことなんてあるのかと疑っていましたが、


自分がおにぎりをノドに詰まらせてはじめて、
死ぬかもしれないと思いました。

ただ、当時の私は高齢者ではなくアラフォー。
まだノドの力が衰えてなかったのかどうかわかりませんが、

数十秒ほどおにぎりと格闘したあと、
飲み込むことができました。

以後、
おにぎりは気持ちを落ち着けて食べるようになりました。

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