PePe_01

自販機本「PePe 創刊号」(九段出版)発売時期不明

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今回は自販機本を取り上げました。

かなり久しぶりです。

私の手元の自販機本は数がすくないこともあり、
小出しにしています。

それはともかく、
本作の内容は、前半が表紙のお姉さんの単体ヌード、

後半がレズです。

後半のはじまりのページを記事のあとに載せました。

とくに右側のお姉さん、
70年代テイストが濃厚なファッションが目をひきます。

自販機本なので露出度は高くありません。
パンツ越しにマンコはもちろん、陰毛も見えませんし、

パンツからハミ出したVゾーンの陰毛は、
修整処理がなされていました。

後半のレズのプレイもおとなしく、
ふたりともパンツをはいた状態で抱き合っているだけのレズです。

おそらく当時は、
興奮しながらページをめくっていた読者もいたのでしょうが、

いまみると、
エロ的興味よりも、懐古的な興味のほうがはるかに大きいです。

ところで、
一般的な自販機本は文字が多すぎるイメージがありますが、

本作にかぎっては、

表紙と裏表紙を除いた中身は、
ふたつの見出しと版元の情報がふたつあるだけです。

ちなみに版元の九段出版の住所は、
「東京都中央区勝どき」。

「九段」なのに「勝どき」という、
どうでもいいことが気になってしまいます。

単体ヌードとレズで、
総勢3人のモデルさんが出演しているわけですが、

レズのひとり、
オーバーオールのモデルさんが、私のいちばん好みのルックスです。

プレイに入ると、
ふたりとも目を閉じたアエギ顔ですが、

オーバーオールのお姉さんは、
下からのアングルが、20代の浅野ゆう子に似ています。

今回、私が本作をみてあらためて思ったことは、
文字がない自販機本の味気なさです。

破天荒な物語があり、

ときに暴走気味な、
作り手の思い入れたっぷりの文字が入ってこそ、

自販機本は命を吹き込まれるというものです。

本作は、
大学ノートサイズのB5判でトータル64ページ。

一般的な自販機本のサイズとページ数なので、
自販機本としましたが、

もしかしたら初期のビニ本なのかもしれません。
ならば、文字がないのも納得です。

それから、
“創刊号”とあるのも、

はたして次号はあったのか気になります。

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