SM快感天国_01

ビニ本「SM快感天国」(ミドリ書房)発売時期不明

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タイトルに“SM”とありますし、
“●SMマニアに送ります●”とも書かれていますので、

内容はいわゆる“SM”です。

表紙のメインカットは、
両手を拘束されたお姉さんがハメられています。

ただ、
私の経験上、この類いのビニ本は、

モデルさんが縛られたり、
ロウソクで責められたり、浣腸されたりというプレイはあるものの、

ハメられることはあまりなかったように思います。

というわけで、
本作もいわゆる“ハメカット”は数枚しかなく、

それに加えて疑似本番です。

表紙のメインカットはとても動きがあり、
行為の最中をとらえたようにも映りますが、

マンコにチンポは入っていないということで、
興奮度は落ちてしまいます。

一方、
表紙の右上カット、

ガムテープで固定されたバイブは、
マンコに本当に突き刺さっていますし、

やや崩壊気味な肛門もエロいです。
(画像アップのときにすこしモザイクを入れました。)

さて、
本作のくわしい中身ですが、

お姉さんが縄で縛られ、
バイブで責められたり、筆で責められたりしているのがメインです。

バイブがマンコに突き刺さっているカットはあるものの、

それ以外の責め具が筆だけとは、
“SMマニア”ではない私も納得いきません。

最初のほうにロウソクが出てきますが、
女体の近くに置かれてはいるものの、

どういうわけか、

立ちポーズのモデルさんの股の下に置かれているカットもあり、

あまり効果的に使われているとは言いがたい状況に見えました。

また本作は、
表紙をめくってすぐの3ページ目、

“全世界注目のコレクション VOL.1”

“56オールカラー”

“実録秘蔵版”

などと書かれており、表紙のようなページになっています。

そして数ページあとに、

“次号に乞うご期待⁉”という文字。
ページの下には、

黒く塗られていますがうっすら透けている、
“クロードアイ新社”の文字もあり、

古いビニ本から持ってきたことがわかります。

クロードアイ新社から持ってきたと思われる前半の部分には、
やたらと文字の大きな散文が入っており、

内容的にはSMに関するものですが、
通常のA4サイズのビニ本には、文字が大きすぎるように思います。

私の手元に、
㈱クロードアイから発行された、

ビニ本なのか、
それとも書店流通のエロ本なのかわからないアダルト本があるのですが、

それがA5版型で内容はSMです。
A5版型とは、たしか文藝春秋とかハヤカワのSFマガジンの大きさですから、

つまり、
A5版型のやつを、A4に拡大したのではないかと思いました。

それはさておき、

クロードアイ新社の流用部分に出てくるモデルさんと、
そのあとのモデルさんは違う人物のように見えました。

ちなみに表紙に登場しているのは、
流用部分ではない後半に登場するお姉さんです。

全体的に責めは生ぬるいし、
古い作品に思える流用もあるため、

興奮度は低いです。

というわけで、
見どころはあまりないのですが、

そんななかでも、
スケパンからマンコが透けているカットがちらほらありました。

後半のお姉さんのほうです。

変形した肉ビラがスケパンに貼り付いている様子が、
そんなにストレスなく確認できます。

また、
お姉さんは陰毛が薄くて、

マンコ亀裂の上部の陰毛が目立つ程度で、

恥丘部分の茂りはあまりありません。

印象ですが、ゴワゴワしておらず、
ちょっとした空気の流れですぐになびいてしまう、

とても上品な陰毛に見えました。

今回は記事のあとに、裏表紙も載せました。

タテに並ぶカットは、
クロードアイからの流用だと思われます。

しかし、
円内のカットが、後半のお姉さんかというと、
そうではないような気もします。

いずれにしても、
SMテイストな作品は、

モデルさんは横顔や、
目を閉じている場合が多いですから、

同じモデルさんかどうか判別するのはもちろん、
自分好みのルックスかどうかわからないときもよくあります。

それから、
本作は、私の手元のオレンジ通信には取り上げられていませんでしたので、

発売時期不明としましたが、
表紙に“1984”とあり、1984年発売ということだけはわかります。

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SM快感天国_52