禁断の領域_01

ビニ本「禁断の領域」(ライムライト)1985年(昭和60年)12月発行

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SMのビニ本です。

表紙タイトルのすぐ下にサブタイトル的なものがあります。

“女と女の禁男の世界をかいま見た!”

最初は、
意味がよくわからなかったのですが、

中身をみて理解しました。

本作は男は登場せず、女ふたりのSMプレイが展開しています。

つまり、
“禁男の世界”はレズの世界ということでした。

レズのSMはかなりめずらしいと思います。

中身をみていきますと、
表紙で緊縛されているお姉さんがメインの内容になっています。

責めるほうはプレイに集中しているという設定でしょうか、
被写体として扱われていない感じが強く、

前半はほとんど写り込んでいません。

一方、緊縛されたメインのお姉さんは、
最初から最後までずっと縛られた状態でした。

後半は、
サブのモデルさんも全裸になり、

メインの緊縛お姉さんにキスしたり、
乳首を舐めたりしていますが、本気度を感じられず迫力がありません。

というのも、
おこなわれているSMプレイは緊縛のみだからです。

イチジク浣腸やバイブなど、
SMっぽいアイテムが写っていますが、使用されてはいませんでした。

それから、
股間にはスミベタが入っていて、

マンコはおろか陰毛も見えていません。

露出度は低く、
プレイもハードではないため、興奮を誘う内容ではありませんでした。

というわけでオレンジ通信でも低評価です。
以下、紹介文の全文です。

“ レズもののSMというのは珍しいのでありますが、
その分本気の出ていないイジメに終始してしまったのではありませんか?”

そして以下は、添えられていた見出しです。

“オバサンMを女の子Sが責める?点”

20代後半でもうオバサン扱いされていた、
当時のビニ本モデルの基準でいいますと、私にはふたりとも“オバサン”に見えました。

責めるほうが若干若く見えなくもないため、
オバサンMを女の子Sが責める”という記述になったと思われます。

出演のふたりは、
間違いなく本物のレズではないでしょうから、

レズSMというマイナーなことはせずに、
3Pにすればもっとエロかったのにと思い残念です。

ルックスが飛びぬけて良いわけではないですが、

せっかくモデルふたりも使っているのに、もったいないです。

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