
ビニ本「アクション レポート」(武蔵出版)1985年(昭和60年)05月頃発売
単体のビニ本です。
表紙の娘さんがメインですが、
ほかにも数人の娘さんが出演しています。
数えてみると娘さんたちは合計で6人。
6人のモデルさんのオムニバス形式の内容です。
表紙の娘さんは全体の3分の2以上を占めていて、
残りの5人は各々数ページです。
ラストのふたりはレズ設定なので、同時に誌面に登場しています。
私は、本作を見たとき、
ああこれは!と思ったわけですが、
どういうことかといいますと、あの松尾書房のビニ本の再生本です。
あとで掲載しようと思っています、
ボディプイレスの紹介文には、ノスタルジーという単語が登場していますが、
私の場合は、
ノスタルジーではなくて、貴重なものを発掘した感覚です。
だから、ああこれは!と思ったわけです。
松尾書房のビニ本を体感していない私は、
1980年代半ばに発行されたエロ本の特集記事で松尾書房の存在を知りました。
そのエロ本のひとつが、
ここで何度も取り上げたことのある、
「ビニールアイドル VINYL IDOL 47」(白夜書房 昭和62年6月15日発行)です。
よく知られた「下着と少女」シリーズをはじめ、
松尾書房発行がかつて発行したビニ本がリストアップされています。
そのなかに、今回の「アクション レポート」もありました。
ただ、本作は武蔵出版発行となっているので、
松尾書房でかつて発行されたビニ本の、
再発行ということでしょう。
ちなみに、
「ビニールアイドル VINYL IDOL 47」に書かれていた紹介文が以下です。
“丁度この本が出版された時、
あのミリオンセラーとなった『アクション・カメラ術』が出回っていた。
それを文章で絶賛しているかたわらパンチラシーンも収録されている。
いいものはいい、と認め、ブームをいちはやく取り入れる姿勢は立派だ。”
松尾書房発行のオリジナル「アクション レポート」は、
表紙に“第一集”の文字がありますが、
本作、武蔵出版発行の再生本は、
“アクション”のちょうど下、その部分が青く塗られています。
武蔵出版発行の再生本も、
アクションカメラ術について書かれた、
まとまった文章がありましたので、
オリジナルそっくりそのままの再生だということがわかります。
ただし、
1980年代半ば、ベール本が当たり前になってから本作をみると、
陰毛が多少透けて見えるかなと思う程度の露出度ですから、
ベール本を見なれた読者は物足りないと思います。
というわけで、
ボディプレスにもそのような内容のことが書かれていました。
以下、紹介文です。
“ スゲエー! 貫禄の再生本。もう捨てちゃったので確認できないけれど、
これは10年前の松尾書房の下着と少女シリーズの寄せ集めだ。
ミニスカートだ。ぼくは大学2年生の時にオナニこきたおした経験がある。
懐かしい顔、顔、顔。しかし、要するに、ノスタルジーするだけ。
ビニ本じゃあない。 (R)”
“下着と少女シリーズの寄せ集め”とのことですが、
「ビニールアイドル VINYL IDOL 47」によりますと、
「アクション レポート」は「下着と少女」は別の本になっていましたので、
「アクション レポート」の表紙の娘さんだけが撮り下ろしで、
それ以外の娘さんは、「下着と少女」からの寄せ集めなのかもしれません。
ところで、
本作の最初のページに表紙の娘さんが書いたという設定の、
文章が掲載されています。
それによりますと、
娘さんの名前は“甲斐美雪”。
“テニスとサーフィンが大好きな高校三年生”とのことですが、
「ビニールアイドル VINYL IDOL 47」には、
“高校出たての専門学校生”という記述がありました。
ちなみに撮影場所は軽井沢です。
スケパンはいたカットもあるのですが、
表紙にありますように、
アイドルの写真集っぽいカットも複数あって、
娘さんを時間をかけて丁寧に撮影していることがわかります。
また、
スケパン越しの陰毛に、
引っ掻いたような消しが入っているカットも複数あり、
露出度はさらに低くなっています。
オリジナルの「アクション レポート」に、
同じ消しが入っているのかどうかはわかりません。
またここでオレンジ通信ですが、以下、紹介文の全文です。
“ やっぱり元『下着と少女』の版元さんだけのことはあります。
〝影〟のような黒いモノが少し窺えますね。”
そして以下は、添えられていた見出しです。
“ごくごく薄ボンヤリだけど、影はわかりますね。 不能”
“不能”とは、マンコが見えていないので評価不能ということです。
黒マジック本と同じカテゴリーに入れられていました。
ところで、
あらためて気が付いたのですが、
本作は、マンコはもちろん、
乳首すら出てきません。娘さんたちは全員着衣が基本で、
脱いだとしても下着まで。
また、ブラを取っても乳首は手で隠しています。
松尾書房のビニ本に出演している娘さんたちは、
すべて素人とのことですから、それも仕方がないことかもしれません。
乳首を隠して、
スケパン越しの陰毛は薄っすら。アンバランスな感じもしますが、
それもふくめて、
松尾書房が多くのビニ本ファンに支持されていた理由でしょうか。
素人娘たちなので、スケパンから陰毛が透けているだけで、
大騒ぎだったことも納得です。
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コメント
コメント一覧 (7)
表紙の写真、軽井沢ですか。
タイトル忘れましたけど、何かの自販機本だったかビニ本で、特徴のあるこの柵が写っている写真がありまして、軽井沢か清里のどちらかではというところまでは絞り込んだものの、そこから先に進まず。そもそも軽井沢周辺の湖は全然知らないし、ロケ地探索を止めてしまったんですよ。
軽井沢と分かって一歩前進です。いづれその本を取り上げる際に、再探索してみます。
モーリス輪島
が
しました
軽井沢ロケとは金かかってますね。オリジナルの松尾書房の本は、さとり資料館の情報によると1981年となっています。当時のビニ本の勢いを感じます。
モデルさんが全然脱いでいないとのことですが、アリス出版の川本耕次さんによると、水着モデル、下着モデルとして募集、それに応募してくる全く素人モデルさんを使うとこういう写真になってしまうこともありがちだったということなんで、この本もそうしたモデルさんだったんでしょうね。
男性読者からすると、透けパン・透けブラと、ヌードとどう違うんだと思いますが、微妙な女性心理なんでしょう。(笑)
モーリス輪島
が
しました
下着モデルには違いありませんけど、まさか陰毛が透けるほどパンツが薄いとは!?
と素人娘さんたちがびっくりしたと思うと興奮します。
緊張してる姿も読者にはいいオカズだったろうと思います。
モーリス輪島
が
しました
モーリス輪島
が
しました