白昼夢_01

ビニ本「白昼夢」(八起書房)1984年(昭和59年)05月発行

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カラミのビニ本です。

表紙はフェラカットが4枚。

ビニ本タイトルの“白昼夢”が内容と関係あるかどうかはさておき、
おしゃぶりに特化した内容なのかと思っていたら、そんなことはありませんでした。

内容は、八起書房らしいビニ本オリジナルのカラミ。
フェラシーンも中身に出てきますが、それがメインではありません。

最初のページに簡単なストーリーが書かれていて、
出演のお姉さんは中小企業の事務員です。

そこに、取立屋がやって来ます。

お姉さんの亭主に貸した金を返せと、
詰め寄るところから話がはじまります。

しかし、お姉さんは亭主の借金のことを知らず、
帰ってくれとお願いしますが……。

亭主の借金のカタに身体を提供する展開かと思ったのですが、
そうではありませんでした。

退屈な日常生活のなかで、
OLが上記のようなことを夢想していて、

股間が濡れてきた挙句に、
鉛筆でオナニーをはじめてしまうのだとか。

つまり取立屋が会社にやって来るくだりは、
お姉さんの妄想です。

なぜタイトルが“白昼夢”なのかわかりました。

お姉さんの頭のなかの想像でも、
実際におこった出来事でも、

2ページ目以降は、
カメラの前でのカラミが実際に展開しているわけでして、

設定自体、読者にとってはあまり意味がないように思います。

具体的な展開としましては、
お姉さんが、取立屋にオフィスで押し倒されたカットが2ページ続き、

そのあとはホテルでハメられてしまいます。

しかし、マンコへのチンポ挿入は疑似でした。
チンポはマンコ表面に押しあてられているだけです。

また、
フェラシーンは、チンポにコンドームが装着されています。

表紙のフェラ4カットは、チンポが黒マジックで塗られていて、
お姉さんの舌とチンポの接触部分が見えていませんが、

チンポにコンドームが装着されているのは間違いなさそうです。

ところで、
マンコにはスミアミや、引っ掻いたような消しが入っていて、
丸出しではありません。

前半、お姉さんがスケパンをはいているカットが複数あり、
スケパンをはいたまま開脚させられているのですが、

少し広がったマンコがスケパン越しに見えているカットもありました。

ただし、
全体的な露出度はそんなに高くありません。

さて、オレンジ通信ですが、以下、紹介文の全文です。

“ サラ金取り立て屋の兄ちゃんが、
借金のカタにOLのカラダを要求本番した一冊。フェラプレイでは、
咥えチンポを真下より過激写した一枚がNOWい。まったくヤタガイです。”


“咥えチンポを真下より過激写した一枚”というのは、
見開きのドアップカットです。

左ページにお姉さんの顔、右ページは男優のキンタマと太ももが写っています。

コンドーム越しチンポと男優の陰毛には消しは入っていない一方、
キンタマ引っ掻いたような消しが入っていました。

引っ掻きの精度が低く、
キンタマを隠しきれていません。

右ページは、隠しきれていないキンタマが4分の1を占めていて、
あまり嬉しくありませんでした。

表紙カットがすべてフェラシーンですし、
フェラを真下から撮影したカットなど、

制作者側は、
フェラシーンに並々ならぬこだわりがあるのかもしれませんが、

読者にはあまり響いていないように思いました。

最後に、

いつも参考にさせてもらっています「さとり資料館」さんのサイトで調べましたら、
同じお姉さん出演の作品を以前に取り上げていることがわかりました。

以下です。

ビニ本「リッチドール」(プリズム出版)

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