縄物語 菊地さよ子 写真集_01

ビニ本「縄物語 菊地さよ子 写真集」(ノア企画)1986年(昭和61年)04月頃発売

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カラミのビニ本です。

表紙は出演のお姉さんが縄で縛られていますから、
SMのビニ本といってもいいかもしれません。

表紙のお姉さんが登場するのは前半のみでして、

後半はまた別のお姉さんが登場します。
別のお姉さんのパートはSMプレイは展開されておらず、通常のカラミです。

つまり本作は、
ふたりのお姉さんが出演するオムニバス形式の内容になっています。

ちなみに、タイトルにありますように、
表紙&前半に登場するお姉さんは、“菊地さよ子”というモデル名です。

“キクチサヨコ”というと、
私の世代ではありませんが、つげ義春の漫画に登場する美少女が思い浮かびます。

モデル名は、そこから拝借したのかもしれません。

それはともかく、

いつも参考にさせてもらっています「さとり資料館」さんのサイトで確認したところ、

後半登場のお姉さんは、
以前に別の作品を取り上げていたことがわかりました。

以下です。

ビニ本「月光」(若葉商会)

中身をくわしくみていきますと、

“菊地さよ子”さんは、赤のポロシャツに白のヒダヒダミニスカートという、
テニスルックみたいな服装で登場します。

そして、着衣で単体ポーズをとったあと縛られます。

着衣で縛られたあと、
すぐに全裸で縛られたカットが続きます。

また、表紙にあるように、
マンコへのバイブがあります。

しかしチンポ挿入はありませんでした。

しかも、
股間に広範囲なスミベタが入っていて、マンコはもちろん陰毛すら見えません。

縛られる前の単体ポーズのカットにもスミベタが入っていて、
お姉さんがせっかくマンコを見せているポーズをしているのに、

まるで見えていません。

アナルにはスミベタが入っておらず丸さらしなのですが、
マンコが見えていないので興奮度は半減以下です。

また、縛られてバイブを挿入されているお姉さんの反応にしても、
本気で感じているようには見えないので、

その点でも不満の残る内容でした。

それから後半に登場するお姉さんのパートですが、
いきなりボートの上で全裸になっていて、男ふたりに襲われています。

草むらで乱暴されている場面や、
土のうえで放尿させられている場面もありました。

なぜ合意ではなくて“襲われている”と思ったかといいますと、

お姉さんの顔が悲壮感にあふれていたからです。
もちろんビニ本の演出でしょうが、

かなり真に迫った嫌がりかたに見えました。

とくに放尿シーンは、
お姉さんが涙ぐんでいるように見えまして、

とても興奮させられました。全裸に黒いヒールをはいた格好もエロいです。

ちなみに、部屋のなかでのカラミはまったく出てこず、
すべて屋外でのカラミでした。

前半のパートにくらべたら、
そこそこ激しいプレイが展開しているのですが、

股間には、やはりスミベタが入っていてマンコはまったく見えません。

それから、
立位でハメられている場面が出てきますが疑似本番だと思います。

さて、オレンジ通信ですが、以下、紹介文の全文です。

“ 表紙に出ている女の子、割ときらいじゃないんですが、
版元さんはあえて後半にBUSUオバさんの屋外FUCKを付け加えることにしたのであった。
もちろんスミベタ付き。”

そして以下は、添えられていた見出しです。

“表紙には出てないがもう一人の御出演アリ。 16点”

後半に登場する“
BUSUオバさん”は、
当時のビニ本基準でいうと、たしかに年齢は多少高いのかもしれませんが、

“オバさん”と呼んでしまうには抵抗があります。

私がお姉さんの年齢をはるか越えてしまったために、
そう思うのかもしれませんが、

とはいうものの、“BUSU”には見えません。

美形の部類に入るお姉さんではないでしょうか。

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