VALENTINE バレンタイン_01

ビニ本「VALENTINE バレンタイン」(プリズム出版)1985年(昭和60年)03月頃発売

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ビニ本や裏本界隈でよく見かけるお姉さんでして、
以前にも以下の作品を取り上げています。

ビニ本「AXIS アクシス」
裏本「恋模様」
ビニ本「18歳私は好き!」(紅花企画)

上記作品はすべてカラミ内容でしたが、
本作
「VALENTINE バレンタイン」は単体のビニ本です。


内容をみていきますと、
中身の最初のページから大胆な開脚のマンコ見せポーズです。

しかし股間に広範囲なスミベタが入っていて、
マンコはおろか陰毛も見えません。

その後、薄いベールを使ったマンコ見せポーズや、

マンコを指で広げているらしきカットが出てくるのですが、
やはり股間には広範囲なスミベタが入っていて、陰毛すら見えません。

加えて、アナルにまでスミベタが入っています。

後半、
恥丘部分の陰毛の端っこがスミベタからハミ出しているカットが複数ありましたが、

それがもっとも高い露出度です。

股間のドアップや、目の大きな網ベールの使用、
開脚ポーズに四つん這いと、マンコの見せ方がいろいろと工夫されている内容ですが、

いかんせん股間がスミベタで塗りつぶされているため、
それらの工夫はまったく無意味になっています。

当時、書店で売られていたエロ本よりも、
露出度は低いと思いました。

表紙や裏表紙の写真は、
マンコが見えていないものが使われていますから、

スミベタが入っているカットは無く、
中身がここまで低い露出度という気配は感じられなかっただけに、

意気消沈具合はかなり大きいです。

というわけでオレンジ通信でも酷評されていました。
以下、紹介文の全文です。

“取次本よりも悪意のこもったスミベタしているのは、
何を隠そうプリズム(阿呆)出版の本なのだ。これはもはやビニール本ではない!
小学一年生か旺文社だ。平凡社だ。岩波だってこんなふざけたマネはしないぞ。
川島嬢の立派な局部が台無しである。
もしあなたがビニ本屋でこの本を見かけたら、ペッと唾を吐きかけてやりましょう。”

そして以下は、添えられていた見出しです。

“川島美恵子さんはオモテのアダルトVにて活躍が目立ちます。
が、アホかプリズム出版は! 以下、同文。  0点”

0点も納得です。

もしも18歳未満の青少年たちが、
ビニ本とは何かというのを学ぶ社会学習の時間があったとしたら、

そこで使われるような内容だろうと思いました。

みなさんまだマンコをみるのははやいから、
スミベタでぜんぶ隠しておきました…という先生の声が聞こえてきそうです。

ちなみに、
以前に取り上げましたプリズム出版のビニ本をあらためて見てみたところ、

印刷上の消しがまったく入っていないビニ本もあれば、

本作のように広範囲なスミベタが入っているものもありました。

桜桃書房のように、
版元としてスミベタを入れていく方針というわけではなさそうなので、

発売時期的なものだろうかと思われます。

最後に、
出演の川島美恵子お姉さんですが、

オレンジ通信に書かれていたように、オモテのビデオへの出演をはじめ、
裏ビデオへの出演もあります。

以前、彼女の作品を取り上げたとき、
そのあたりのことに触れたかもしれません。

ところで、
私はむちむちした女体がタイプなので、

彼女に関しては、もう少しむっちりしたほうがいいと思っていましたが、

感度が良さそうでコリコリとした乳首と、
面積小さめな乳輪はとても好きです。

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