PORNO FUCK NO4_01

ビニ本「PORNO FUCK NO4」(クロードアイ)発売時期不明

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カラミのビニ本です。

出演はスケベそうな雰囲気のお姉さん。
小麦色の肌に茶髪。いまでいうギャルっぽい感じのルックスですが、

1980年代当時、“ギャル”という言葉はあっても、
“若い娘”という以外の意味は特段なかったと記憶しています。

ところで本作「
PORNO FUCK NO4」は、
以前に取り上げました以下のビニ本とまったく同じ内容です。


ビニ本「CANDY・BOX」(発行元不明)

表紙と裏表紙が違っているのと、
「CANDY・BOX」のほうが消しが広範囲です。

さて内容をあらためてみていきますと、

冒頭、ソファーにすわり着衣で乳繰り合う男女が、
そのままカラミと進み、ベッドのうえでセックスという展開です。

しかし裏本のオモテ再生ではなく、ビニ本オリジナルのカラミ作品のようなので、

マンコへのチンポ挿入はなく、疑似本番のような気がします。

マンコとチンポには印刷上の消しが入っていて、
結合部が見えなていないので、
チンポ挿入があるかどうかわからないというのが正確なところです。

一方、
男の指やバイブはマンコに突き入れられていました。

ちなみに印刷上の消しですが、スミベタが使われています。

かなり濃いのですが面積は最小限。またアバウトなところがあるので、
マンコ内部の一部がスミベタから外れているカットがあったことに加えて、

アナルには消しは入っていませんでした。

また、スミベタ以外の特殊な消しが入っているカットが目立ちます。

具体的には、緑やオレンジにピンクなど光沢のある消しです。
光沢の向こう側に、チンポやキンタマが透けて見えているカットもありましたが、

目がチカチカしてしまいますし、
チンポやタマが透けて見えたところでたいして嬉しくありません。

本作「
PORNO FUCK NO4」よりも、
同じ内容の「CANDY・BOX」のほうが消しが広範囲という話をしましたが、

「PORNO FUCK NO4」で消しが入っている部分に、
さらに追加で消しを入れているのが「CANDY・BOX」です。

追加の消しは、すべて黒い雲状の消しでして、
消しのインパクトがあり過ぎて、興ざめしてしまうカットも複数ありました。

「PORNO FUCK NO4」が先行して発売され、
そこに追加で消しを入れて再発したのが「CANDY・BOX」ということだろうと思います。

ところで、本作「PORNO FUCK NO4」の版元のクロードアイは、
けっこう古いビニ本版元でして、

本作の裏表紙の直前のページ(表3)に版元のロゴと住所に加えて、
“日本新雑誌協議会々員 会員番号010”、という明記が見られます。

このブログでよく取り上げます、
「ビニールアイドル VINIL IDOL 47」(白夜書房 昭和62年6月15日発行)には、

“1981年3月 加盟40社からなる新雑誌協会が正式発足
(会長は松尾書房の社長松尾洋三氏)。”

と書かれていますので、
クロードアイは発足当初から参加していた版元ということになります。

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