レイプ 13日の金曜日_01

ビニ本「レイプ 13日の金曜日」(武蔵出版)1985年(昭和60年)03月頃発売

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カラミのビニ本です。

いつも参考にさせてもらっています「さとり資料館」さんのサイトで確認しましたところ、

同じお姉さんが出演している作品を、
以前に取り上げていたことがわかりました。

以下です。

ビニ本「CIAO チャオ」(コンパル出版)

最初は同じお姉さんだと気がつかず、
「さとり資料館」さんのサイトをみてはじめて知りました。

「CIAO チャオ」は単体ビニ本ですから、
正面顔が写った開脚ポーズ満載な一方、

本作「
レイプ 13日の金曜日」は、
ストーリーのあるレイプものビニ本でして、

出演のお姉さんにはそれなりの動きがあり正面顔がほとんどなかったからです。

さて、あらためて内容ですが、
男がナイフを片手にお姉さんを脅かしてレイプを強行します。

舞台は屋外とワゴン車のなか。
屋外は、どこか山奥の川が近い場所です。

4ページ目と5ページ目にわたり、
物語を説明する文章が書かれていました。それによりますと、

お姉さんは電車に乗り遅れてしまい、
駅の構内で次の電車を待つことにします。

ちなみに駅というのは山のなかにある無人駅です。

後部右上に、“立川”という掲示のある、
車体がオレンジ色をした電車がいままさにホームを離れて行こうとしているのを、

電車に乗り遅れたお姉さんが手をあげて見送っている写真が、
文章の上部に掲載されていました。

東京都立川行きの中央本線という電車でしょうか。
40年近く昔のビニ本なので、もちろん国鉄時代の電車です。

線路も写っていて単線なのですが、
文章には、“副都心からクルマで1時間ぐらい~”と書かれていますので、

東京から意外と遠くないのかもしれません。
ちなみに“副都心”とは、当時の新宿のことだと思います。

副都心からそれほど遠くないにもかかわらず、
駅のある場所はとても田舎に見えます。

それはともかく、
お姉さんは結果、4回も犯されてしまいます。

“三度目ともなると、女はもう抵抗しなかった。”
“そして四度目は、なんとなく〝ほのぼのレイプ〟となってしまった。”ということでした。

“ほのぼのレイプ”もそうですが、

“国鉄時代の金田はONにアベックホーマーを三度もうばわれてしまったが、
これはそれをうわまわる数である。”

という記述もあり、全体をとおしてテンポよく、
おもしろい内容の文章でした。

文章ありストーリーありというわけで、
自販機本みたいなビニ本でして、

肝心のプレイはハードではありません。

マンコへのチンポ挿入は無く疑似本番です。

露出度については、
チンポにスミベタが入っているカットがありましたが、

お姉さんの股間には印刷上の消しはまったく入っていませんでした。

しかし、
陰毛しか見えないカットがほとんどで、マンコは見えません。

カラミのビニ本としてのハードさはありませんが、
林のなかで全裸の男女がもつれ合う姿は、けっこう新鮮に映るかもしれません。

さて、オレンジ通信ですが、以下、紹介文の全文です。

“ 川原で丸木橋で車の中で……レイプしたという苦心の一作。
高中流水ちゃんの(嘘)本番な一冊なのだ。編集の方、ビデオの見過ぎですよ。”

そして以下は、添えられていた見出しです。

“何の因果か今月は武蔵さんばっかなのだ。労作です7点”

当時の私は、
自販機本の延長みたいな内容のカラミビニ本に、

エロさはもちろんおもしろさを見い出すことはあまりありませんでしたが、

いまは逆で、
裏本のオモテ再生のカラミビニ本よりは、

自販機本の延長みたいなビニ本のほうに、
書かれている文章を含めて、あらためてですが、とても興味をそそられています。

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