ビニ本「Gaily Moon ゲイリームーン」(グリーン企画)1984年(昭和59年)01月頃発売
カラミのビニ本です。
表紙はモデルさんが目を閉じているカットばかりです。
モデルさんの顔ははっきりわからないものの、
カラミの激しさを連想させます。
いつも参考にさせてもらっています、
「さとり資料館」さんのサイトで確認しますと、
モデル名は“早乙女宏美”となっていました。
彼女は、
書店で販売されていた当時のエロ本によく出演していた印象があります。
また、ビニ本やピンク映画にも多数出演していることが、
あらためてわかりました。
というわけで、有名なモデルさんなのですが、
このブログで取り上げるのははじめてだと思います。
さて、
中身をみていきますと、
最初のページは細かくカット割りがなされており、
カラミ前の写真や前戯の写真が多数掲載されていました。
あらためて表紙のキャッチコピーをみますと、
“ふたりのオアシス見つけた”
“愛のあるユニークで豊かなセックス”
と書かれており、
さぞかし楽しげなセックスが展開しているだろうと思っていたら、
最初のページのトップに掲載されていますカラミ前カットは、
男女ふたりが横に並んで神妙な顔つきをしています。
これから大変なことが待ち受けているようにも見えました。
まるで、
カメラの前でセックスするよう頼まれた本物のカップルのようです。
その写真を見て、
企画モノのAVでそういう作品があったのを思い出しました。
そして、2ページ目以降はカラミが展開していくのですが、
かなり暗い雰囲気です。
照明も暗いし、
男女の表情も楽しそうには見えません。
淡々と進行していく感じです。
ちなみに撮影場所はラブホテルで、
具体的な展開としては、フェラやクンニを経て本番というオーソドックスな流れです。
二回戦ということでしょうか、
マンコへのチンポ挿入場面は二度出てきます。
ところで本作は、
裏本のオモテ再生ではなくて、ビニ本オリジナルのカラミですから、
疑似セックスだろうと思うのですが、
本番シーンは、マンコにチンポが挿入されているように見えるカットもありました。
ちなみに、
マンコとチンポにはスミベタ、またはスミアミが入っていて、
照明が暗いこともありまして、
マンコとチンポはほぼ見えません。
後半、マンコ単体のドアップカットがあり、
スミアミが入っていましたが、肉ビラの形状がそれなりにわかります。
ただ、
マンコを正面からとらえ、なおかつマンコ形状がわかるカットはそれだけでした。
というわけでオレンジ通信ですが、以下、紹介文の全文です。
“ まあヤーラシイお嬢さんです。正常位も気がイッてますが、
フェラも美味そうにしゃぶってます。あと一歩の努力。”
ところで、タイトルの“Gaily Moon”、
月の状態を表わす特別な意味があるのだろうかと思い調べましたら、
そういうのはなさそうでした。
“gaily”は“陽気な”という意味があるようです。
“陽気な月”…ということで、
表紙の中心に描かれています、ニコニコマークが月のようにも見えました。
しかし、
誌面で展開されている内容は、陽気には見えません。
とはいえ、
陽気な性格の男女も、セックスのときは行為に集中してしまうわけで、
最初から最後までずっと朗らかで笑顔で明るいセックスというのは、
あまり普通ではないかもしれません。
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