おとなの妄想くらぶ

2021年10月

petit Cherry プチ チェリー_01

ビニ本「petit Cherry プチ チェリー」(千曲出版社)1985年(昭和60年)05月頃発売

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単体のビニ本です。

1980年代半ば頃においても、古臭さを感じてしまう表紙です。

古臭さの原因はモデルのお姉さんのルックスなのか、
それとも、照明の感じとかポーズの付けかたとか、写真の仕上がりが古臭いのか、

いろいろ考えましたが、複数の古臭さが重なり合った結果だと勝手に結論付けました。

モデルのお姉さんは、スレンダーボディでスタイルはそこそこ良さそうなのですが、
あまり魅力を感じるお姉さんではありません。

表紙のカットがもっとも写真写りが良くて、
中身ですと、かろうじてあった魅力が半減してしまうような顔もありました。

内容的には、スケパンをはいての開脚ポーズがメインですが、
スケパンを脱ぎ、マンコがモロ出しになった状態で、

マンコ内に指を入れたり、イチゴを入れたりしているカットもあります。

また、お菓子のグミみたいなモノも挿入されていて、
その一部が膣口からハミ出しているカットも複数ありました。

ちなみに印刷上の消しですが、
とても薄いスミベタが少し入っているカットが数点あるのみでして、

スケパンをはいていないカットだと、
マンコに指やイチゴが突き刺さっている様子が、ほぼ丸さらしになっています。

マンコがほぼモロ出しなのに、
私の下半身に響かないのはこれいかにと思ったのですが、

原因は、お姉さんの“こなれた感”といいますか、
落ち着いた佇まいから、チンポ遍歴の多さを勝手に想像して恐れをなしてしまったためだと、

またしても勝手に結論付けました。

途中、お姉さんがスケパンはいた状態でだらしなく開脚して椅子に座り、
タバコをふかしているカットがありました。

そのカットこそ、私の恐れをもっとも忠実に具体化したカットだと思いました。

ところでオレンジ通信ですが、以下、紹介文の全文です。

“なぜPetit Cherryとタイトルがつけられたかと申しますと、
ムロン女の子のことではありませんノダ。はっきり言ってBUSUに類する娘だもんね。
実は小さなサクランボが女の子のアソコの中に埋め込まれているんだよね。
その写真が中盤あたりでいきなり唐突にバカンと超ドアップで出てきて、
それでこのビニ本は個人的に好きなのですね。”

そして、添えられていた見出しが以下です。

“基本的には、否、どう見てもBUSUなんだけど、
けれど先生は好感を抱いていた一冊なんです。表紙がマル! 67点”

私が、グミみたいなお菓子と思ったモノは、小さなサクランボだったようです。

それはともかく、私が古臭いと思った表紙を、
オクデ先生は“マル!”と褒めているわけですが、

私は奥出哲雄氏よりも、年齢がひとまわり以上も下なので、
世代的なギャップだろうと、またしても勝手に結論付けてしまいました。

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新入OLの脱線_01

ビニ本「新入OLの脱線」(武蔵出版)1984年(昭和59年)05月20日発行

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カラミのビニ本です。

私の手元のオレンジ通信には掲載がありませんでしたが、
最後のページに“昭和59年5月20日発行”との記載がありました。

“新入OL”というよりも、
かりに子供がふたりいたとしても、納得するようなルックスのお姉さんです。

そう思うのは、表紙写真の、陰毛丸出しなネグリジェ姿が、
生活感を感じさせるせいかもしれません。

さらに、そのすぐ下のカットも含め、
表紙のインパクトはけっこう強いと思います。

ちなみに、
表紙をめくった次のページ(表2)に簡単なクレジットが記載されていました。

以下です。

“カメラ 谷脇 千次   OL一年生 藤森 恵子(19才)”

表2を含め、冒頭の数ページにわたり屋外のカットが続くのですが、

表紙のカットとは雰囲気がまるで変わり、
西洋風のオシャレな建物がバックに写っており、さらにそれらが湖らしきところに面していて、

異国情緒あふれる観光地で撮影されたものと思われます。

“恵子さん”の服装ですが、
フード付きの白いシャツの上に白黒ボーダーのタンクトップ。

下は、薄い青色のタイトなミニスカ、その下は黒ストッキングと黒のヒールです。

また、恵子さんがミニスカ姿で山道を自転車で走るカットもあります。
そして背後には、白樺の木々が写り込んでいました。

男と肩を組んで歩いているカットや、
喫茶店の階段をいっしょに降りてくるカットもあり、

喫茶店の前には“草軽タクシー”と書かれた看板。

調べましたところ、
草津と軽井沢をむすぶバスを運行している、“草軽交通”なる会社がヒットしました。

1980年代当時は、タクシーも走っていたのでしょうか。

いずれにしても、草津か軽井沢のどちらかで撮影されたと思われるのですが、
白樺の木々が登場することや、外撮りの次の場面で別荘っぽい建物も登場することもあり、


軽井沢ではないかと思いました。

というわけで、別荘みたいな場所のなかでカラミが始まるのですが、
男がバストのあたりに触れている程度の軽い愛撫のみでして、

フェラやセックスシーンはありません。
おとなしめのカラミが最後まで続きます。

恵子さんが全裸で股を広げているカットが、いちばん過激なシーンではないでしょうか。

というわけで、まったくソソられない展開なのですが、
マンコに網目みたいな消しが入っていることも興奮度を下げています。

まったくマンコが見えていないというわけではなく、
陰毛の様子やマンコ形状は、それなりにわかるのですが、

マンコ内部までモロ出しになっている、当時のほかのビニ本たちに比べたら、
読者に怒られてしまうレベルだと思います。

さらに萎えるポイントとしては、
途中の8ページがモノクロになっているということです。

中身は48ページですから、カラーが40ページで、モノクロが8ページです。

なぜモノクロページを入れたのか理解に苦しみます。

ところで、表紙の下のカットで、
生活感のある台所が写っているのですが、

それにしても、中身を見て改めて思いましたが、
恵子さんの終始落ち着いている様子や、ヘアスタイルなども含め、

OL一年生というよりは、逆にお局さんのようにも見えます。

ところで、外撮りの写真が掲載されている間のスペースに、短い文章が書かれていまして、
内容は、上司である男性社員と新人OLとの不倫に関してでした。

つまり、恵子さんと上司とが、軽井沢に不倫旅行に来たという設定なのですが、
どう見ても新人OLには見えないため、私は、内容に入り込めませんでした。

設定とかきちんと決めるわけではなく、
ただヤリまくっているだけのビニ本も少なくありませんし、

それはそれでヒワイだったりします。

恵子さんは、美乳でスタイルも良いので、
設定など無関係にヤリまくればエロかったのにと思うのですが、

残念ながら、ヤリまくってもいないため、いろいろと消化不良な内容のビニ本でした。

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体力モリモリ_01

ビニ本「体力モリモリ」(セブン企画)1984年(昭和59年)12月頃発売

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単体のビニ本です。

およそエロ本とは思えない、「体力モリモリ」というタイトルのセンスはさておき、

アイドル顔の可愛い娘さんが出演しています。

1980年代テイストな服装やヘアスタイルなんですが、
顔自体は山口百恵に少しだけ似ているような気がしないでもありません。

1980年代当時、「山内百恵」というそっくりさんがいましたが、
そっちのほうに似ています。

それはさておき、

表紙でいちばん大きな写真が股間のアップでして、
ベール越しにマンコが丸見えになっています。

つまり、中身でもモロ出しが期待できるわけですが、
期待通り、スケパンやベール越しにマンコがモロ出しでした。

肥大気味な肉ビラはもちろん、
膣内の具までが晒されており、とんでもなくヒワイな光景が続きます。

ただし、いくつかある、マンコのドアップカットでは、
膣内部に引っ掻いたような消しが入っていました。

しかし、それを差し引いても、
オカズショット満載な良いビニ本だと思います。

さてオレンジ通信ですが、
私が思っていたよりも、評価は高くはありませんでした。

以下、紹介文の全文です。

“これまた『ジェラシー』以上の、素朴な丸見せ態度だ。
しかも和田よしみの単発本なんである。うーん、なんか文句あっか!!”

そして以下は、添えられていた見出しです。

“本番常連組和田よしみちゃんのスケパンです。58点”

『ジェラシー』とは、
以前に取り上げましたビニ本「Jealousy ジェラシー」(コンパル出版)のことなのですが、

同じページ内で、
直前に紹介されているため、名前が出てきたようです。

また、モデル名は“和田よしみ”ということがわかりました。

少しネットで調べましたところ、アダルトビデオへの出演もあるようでした。

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凄宴譜_01

ビニ本「凄宴譜(せいえんふ)」(ライムライト)発売時期不明

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SMのビニ本です。

手元のオレンジ通信には掲載がありませんでしたので、
発売時期不明としました。

表紙に写っているムッチリボディの娘さんを含めて、
3人のモデルが出演しています。

表紙のムッチリ娘がメインでして、中身の半分以上を占めており、
それ以外のふたりはオマケっぽい感じです。

また、表紙のムッチリ娘は、
男に1対1で責められる一方、オマケのふたりは男ひとりに同時に責められています。

オマケのふたりもムッチリ系ではありますが、顔がはっきりと写っていません。

オマケの片方は、やや正面を向いた顔がワンカットある一方、
もう片方はどんな顔をしているのかはっきりわかりません。

はっきりとわからないながら、たいしたルックスではなさそうです。

だからこそ表紙のムッチリ娘が半分以上占めているわけですが、

ムッチリ娘は、井上和香に似たイイ女です。
もしくは芳本美代子をエロくした雰囲気にも見えます。

マゾモデルとしては最適な部類だと思いますし、
肉厚な唇と少しタレ気味なおっぱいにもソソられます。

内容ですが、ムッチリ娘が古民家のような場所で責められるのですが、
縛り付けられたばかりか、マンコにバイブやらコケシやらを挿入されます。

さらには、イチジク浣腸までもやられてしまうのですが、
脱糞はないものの、放尿シーンは数カットありました。

というわけで、それなりにハードなプレイが展開するのですが、
スミベタが広範囲に入っていて、なおかつとても濃いため、

マ〇コも陰毛も見えませんし、
バイブやコケシが挿入されている、マンコとの接触部分も見えません。

また、スミベタが濃いことに加えて、
気になることがありまして、なぜか白い子猫が登場します。

ムッチリモデルにじゃれついていたり、
放尿しているモデルの前で丸くなり寝ていたりします。

その際、モデルの視線は子猫に注がれており、
殺伐としたイメージの強いSMプレイに、癒しを与えてくれるといえなくもないですが、

SMに限らず、エロ本に動物は不必要です。

ちなみに私は、
こんなブログをやっている一方で、
ウサギとかハムスターとか猫もそうですが、動物が大好きです。

昔は犬や猫にウサギやシマリス、オカメインコのような小鳥も飼っていました。


たしかにエロ本も好きですが、だからといって、
両方をいっしょに満喫したいとは思いません。

この子猫はムッチリ娘の飼っている子猫だろうか。
こんな場所にいきなり連れて来られて怖がってないだろうか。
丸くなってリラックスしてる、良かった!

というように、子猫のことが気になって、エロに集中できません。

ところで、発売時期不明とした本作ですが、
1980年代に発売されたビニ本であることは間違いありません。

つまり、発売から30年以上経っています。

ムッチリ娘は、私と同世代でしょうから、
そろそろ還暦という年齢だと思われますが、子猫はもうこの世にはいないです。

子猫が元気に過ごし、天寿をまっとうしたことを祈りつつビニ本を閉じました。

ところで、タイトル「凄宴譜(せいえんふ)」ですが、
そういう言葉があるわけではなくて、
SMっぽさとか、妖しさとかを感じさせる雰囲気の漢字を組み合わせたものだと思われます。

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QUEEN_01

ビニ本「QUEEN」(三田村出版)1985年(昭和60年)05月頃発売

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単体のビニ本です。

たとえば表紙の左上写真のように、

ライオンのたてがみみたいなヘアスタイルが原因で、
万人受けするように見えないカットもありますが、

顔自体はかわいく、アイドル顔のお嬢さんだと思います。

開けた口から前歯が少し見えているところもキュートです。

また、ボディはややスレンダーな感じに見えますが下半身はムッチリ系。

ボリュームのあるヒップと太ももはけっこうな迫力があって、
私は好きです。

ただしバストは大きくありませんし、
おっぱいのお肉に比べて、やや面積大きめな乳輪も賛否あるかもしれません。

ところで、
マンコ隠しに使われているのはスケパンとベールです。

また、印刷上の消しはまったく入っておらず、

マンコはおろか、ぱっくりと開いた膣口までもがはっきりと見えています。

さらに、膣内部までも晒されているのですが、
内部は暗いので、黒っぽい空間が見えるだけです。

それだけでも興奮させられるのですが、
黒い空間の中心に、何やら線状のものが見えているカットもありました。

正体はマン汁です。

糸を引いたマン汁が、膣内の上下の壁を橋渡ししているみたいになっています。

それから、白濁したマン汁が膣口を塞いでいるカットも数点ありました。

マンコを撮影されるだけで濡れてしまう、とても感じやすいお嬢さんです。

濡れやすいだけでなく、
マンコはつねにパックリと口を開けている形状でして、

とても興奮させられます。

また、肉ビラは平均的な肥大具合ですが、陰毛はかなりの存在感。

恥丘部分はもちろん、マンコの左右やアナル周辺にまで広がっており、
スケパンの左右からチロチロとハミ出しているカットもありました。

またアナルは、余分な突起物もなくキレイな形状です。

お嬢さんがマンコ周辺の肉を指で広げて、膣内を晒しているカットでは、

マンコに呼応して肛門も開いてしまったのでしょう、
直腸の一部が晒されていて、かなりのヒワイさです。

モデルのお嬢さんのルックスも良いし、
モロ出し度も高いしで、私の評価はとても高いです。

というわけで、オレンジ通信ですが、モロ出しということもあり高評価でした。
以下、紹介文の全文です。

“まず、三田村出版サン、貴社は偉い。私はそう誉めちぎりたいのだ。
こういう再生本氾濫の御時世に、よう撮り下ろしたと感激しています。
一応、彼女はホンマモンの女子大生ですが、ヘアメイクのおネェさんはヘタよネ。
まるでフーゾクGALみたいだよ。でもベール越しにINSHIN押し開き愛液しとどはモロ見えです。
ムキ身バッチリの世界なのだ。”

そして以下は、添えられていた見出しです。

“嗚呼! これがホントの新刊なのだ。
一年前だったら当り前のベールボカシ…でもでも感激デス。88点”

モロ出し+撮りおろし新刊というところが良かったようです。

それはさておき、ビニ本や裏本は、
スタッフやモデルが集合してホテルに入り、すぐに撮影が開始されるものだと、

私みたいなマニアは思っていたのですが、

こと本作「QUEEN」に限っては、
アイドルとかグラドルのグラビア撮影と同じく、“ヘアメイクのおネェさん”なるものが付いて、

モデルのヘアスタイルをセットしたのだということがわかります。

たしかに、本作では、ライオンのたてがみっぽいものを含め、
2種類のヘアスタイルが登場します。

改めて思ったのですが、たとえば披露宴のお色直しみたいに、
途中でヘアスタイルが変更されるビニ本や裏本はめずらしいです。

ヘアメイクはボランティアではないでしょうから、それを考えると、

本作「QUEEN」はお金と手間をかけたビニ本といえると思います。

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