おとなの妄想くらぶ

2021年05月

修道院_01

ビニ本「修道院」(東京出版)発売時期不明

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カラミのビニ本で、裏本「尼僧物語」のオモテ再生です。

全体的に、そこそこ長くなりましたが、後半は“尼僧”について書いていて、
ビニ本とは直接関係がない内容になってしまいました。

発売時期不明としましたが、元本の裏本「尼僧物語」は、
オレンジ通信の1987年(昭和62年)07月号に掲載されていますから、
それ以後の発売だと思われます。

表紙だと、正面を向いた顔ではないのでわかりにくいのですが、
浅田真央に似た、ロリ系で美人の可愛らしいモデルさんです。

スタイルも良くて、色白美肌です。

しかし残念なことに、乳輪が突き出しているタイプのおっぱいでして、
これが好きな人は少数派ではないでしょうか…。

内容ですが、和室でのセックス場面がメインです。
和風のラブホテルで撮影されたものだと思います。

モデルはすぐ全裸になりますが、頭にはずっと白い頭巾をかぶったままでした。

白い頭巾の名称がわからななかったのでネットで調べましたところ、
“尼頭巾(あまずきん)”というようです。

男がかぶると、おそらく弁慶に見えると思うですが、
それはさておきまして、

結合部分にスミベタが入っていますから、薄っすら向こう側が見える程度です。

黒々としたスミベタではありませんが、範囲もけっこう広くて、
スミベタの範囲から漏れた部分で、陰毛がギリギリ見えるか見えないかというレベルです。

また、印刷もとても悪いです。

元本の「尼僧物語」の現物を見たことがないので比較できませんが、
オレンジ通信に載っていた、「尼僧物語」の紹介では、“印刷 Aの下”となっています。

つまり元本は印刷が悪くないということですから、
ビニ本「修道院」は、元本をカメラ撮影した複写本ではないかと思います。

ところで、男優も即席のふんどしを付けていまして、
雰囲気はそれなりのものを醸し出しています。

尼頭巾とかは、撮影前にやっぱり買ってくるのだろうか…どこで売ってるのだろうか…、
などと考えながら眺めていますと、

尼頭巾はとても簡単なつくりでして、タオルを巻いても代用できそうです。

タオルは生地が違いますので、白いシーツだとそれなりに見えそうです。

そして次に、お節介にも、
オリジナルがうまく再現できているのだろうかという疑問が生じるわけですが、

私は実際の“尼さん”にこれまで出会ったことがありません。

坊さんには、会ったことがあるといいますか、実際に見かける機会は少ないながらあります。

といっても葬式くらいですが。

一方、尼さんはといいますと、

今回のビニ本「修道院」もそうですが、
たとえばロマンポルノとかで尼さんが出演する作品もそれなりにあったりしますし、

海外のアダルト作品でも、若い修道女が教育係の年増修道女に、
SMまがいのプレイを施されるという内容のものも少なくないように思います。


実際にほとんど見かける機会がないのに、
国内や海外問わず、エロ作品にはそこそこ頻繁に登場する。

尼さんの存在は都市伝説ではないかと思ったりもするわけですが、

ここで、瀬戸内寂聴という人がいるのを思い出しました。
あと、マザー・テレサもそうでした。

とはいえ、
私のような一般人が接触するレベルで、
身近に尼さんを見かける機会がないという思いはやはり揺るぎません。

ところで、海外だと日本よりも宗教への信仰心が強いです。
敬虔な信者も多いわけですから、

修道女をテーマにしたエロ作品に関して、
「宗教への冒涜だ!」とかの批判が出ないのだろうかと思いまして、

キーワード「修道女」で検索しましたところ、

「フランスの司祭が修道女を性奴隷にしていたと、ローマ法王が認める」

という記事が上位に出てきました。2019年の記事でした。

いい歳をして時事ニュースに疎い私は、今回初めて、その記事に触れたわけですが、

さらには、
修道女への暴行はいまも続いているという、法王のコメントも書かれていました。

というわけで、修道女をテーマにした海外のアダルト作品は、
現実の再現だったのかと思った次第です。

かりに「宗教への冒涜だ!」と非難されても、アダルト制作の関係者は、
「いや、現実にやってましたから」という言い訳が成り立つのかな、とも思いました。

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桃尻娘_01

ビニ本「桃尻娘」(ミドリ書房)1984年(昭和59年)11月頃発売

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“桃尻娘”というと、ロマンポルノの「桃尻娘」が思い浮かびます。

私は橋本治の原作も、映画のほうも大好きでして、

ヒマがあればいまだに映画をDVDで観たりしているのですが、
それはさておきまして、

ビニ本のほうの「桃尻娘」は、男は出てこないため単体のビニ本といえるのですが、
マンコやアナルへの異物挿入や緊縛など、SMっぽい責めがありまして、

後で紹介します、オレンジ通信では、「SM・緊縛編」のカテゴリーに入れられていました。

内容に入る前に、表紙ですが、いくらなんでも左上の写真は怖すぎます。

ホラー映画のパンフレットかと思いました。

“桃尻娘”というタイトルも、タイトルロゴもポップで明るいのに、
どうしてこんな怖い写真を表紙に持ってくるのか理解に苦しみます。

ただ、内容はポップではなく、前述しましたようにSMっぽい感じです。

モデルが、アナルに火のついたロウソクを入れられたり、
自転車の荷台にモノを縛るヒモで緊縛されたりしているため、

SMっぽい内容だと思いましたし、オレンジ通信でも「SM・緊縛編」に入れられているのですが、
真のマニアの方からすれば、SMとはいえないであろうライトなプレイばかりです。

ちなみに、出演するモデルはふたり。
怖い
顔のお姉さんと、表紙で四つん這いになっている、ちょいポチャの女の子のふたりです。


同時にプレイしているわけではなく、
オムニバス形式になっていて、前半が「怖い顔のお姉さん」で、後半が「ちょいポチャ娘」です。

前半の「怖い顔のお姉さん」は、
後ろ手で縛られたり、手錠をはめられたりしている程度ですが、

後半の「ちょいポチャ娘」は、ビニールホースでぐるぐる巻きにされたり、
おもちゃのピストルやパーティーグッズみたいな玩具を、
コンドーム越しにマンコに突っ込まれたり、

また、アナルにロウソクを挿入されたりしています。

ただし、濃いスミベタの消しが入っているカットも多く、その場合は何も見えません。

引っ掻いたような消しが入っているカットでは、
マンコの輪郭や、アナルのシワがおぼろげに確認できます。

ちなみに、「ちょいポチャ娘」は放尿シーンもありました。

ところで、オレンジ通信ですが、以下、紹介文の全文です。

“ああ、何という懐かしさでありましょうか。
かつて一世をフウビしたオナニーグッズ(=何でもかんでも異物挿入プレイ)の復活です。
本編出演のGAL二名は、当然業界引退GALなのですが、
こういうナンセンスな趣向が結構ウケていたわけで、昔は良かったですね。
で、この古紙再生は、スミベタ処理も大昔のままバッチリなのでした。”

ところで、表紙を改めて見ると、
怖い顔のお姉さんのすぐ下にポエムが入っています。
中身にもところどころ意味不明なポエムが入っているのですが、

そんなところも、大昔のビニ本の特徴ではないかと思います。

最後になりますが、

「怖い顔のお姉さん」は怖い顔は表紙のみで、
ストレートのロングヘアが良く似合う、70年代風のイイ女です。

一方、「ちょいポチャ娘」のほうは、

昭和世代にはお馴染みの刑事ドラマ「Gメン'75」の香港カラテシリーズで、
一番最後に出てくる筋肉ムキムキの敵に顔が似ています。
(ネットで調べれば俳優名はすぐわかると思いますが横着しました…)

美人ではありませんが、カラダはムッチリで縛り甲斐がある感じだと思います。

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JUN ジュン_01

ビニ本「JUN ジュン」(千曲出版)1984年(昭和59年)12月頃発売

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単体のビニ本です。

オバQのような肉厚の唇が印象的な、可愛らしい女の子が出演です。

体型は平均よりも少しスレンダーで、かたちの良い美乳をしています。
ロリっぽいビジュアルですし、陥没乳首からもロリっぽさを感じます。

内容ですが、ベールでのマンコ見せがメインです。
シルク素材に見えるパンツをはいているカットも何点かありました。

印刷上の消しはなくて、マンコ丸見えです。

小さくて閉じているスジマンでして、
肉ビラのハミ出しはありませんから、股間もロリっぽいといえます。

自分の指で膣口を広げているカットが複数ありまして、
そこではピンク色の内部が確認できました。

それにしても小さな膣口です。
シワ部分を含めたアナル全体と大きさがほとんど変わりません。

ところで、陰毛は濃くはないですが、それなりに生えていまして、
マンコ左右にチロチロと広がっています。

顔も可愛いし身体も美味しそうということで、私の評価は高いのですが、

オレンジ通信を見ると、意外なことが書かれていました。
以下、紹介文の一部です。

“眼の印象が幼いとはいえ、元々がオバサン顔の女性なんである。
BUSUではないが、さりとて淫乱でもなく、ごく普通の女性なのだ。~”

また、以下は添えられていた見出しです。

“髪にリボンなんかつけてカメラマン氏は演出してますが、本当は似合いません。
むしろ大人の魅力の女性だぞ。88点”

消しがなくてマンコ丸見えということで高得点ではありますが、
ロリ系の演出が間違っているとのことでした。

表紙では付けていませんが、
中身の大部分のカットで、モデルの髪にピンク色のリボンが付けられています。

実際の年齢もおそらく若いだろうし、そんなにオバサン顔なのだろうか…と思うと同時に、

それでは、ロリではなくて、オトナの魅力を演出するとなるとどうなるだろう…、
ボンテージ系衣装とか、バニーガール姿かなと考えたのですが、

ビニ本だから、最終的には全裸になるということで、
髪に付けたリボンが余計だったという結論に達しました。

それから、
女子中学生が着るような、幼い感じのオーバーオール風のワンピースを着用した姿が、
途中のページに登場します。

オレンジ通信的には、それも必要なかったのかもしれないと思った次第です。

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Dolphin ドルフィン_01

ビニ本「Dolphin ドルフィン」(ドルフィン企画)1984年(昭和59年)06月頃発売

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単体のビニ本です。

最初にオレンジ通信の紹介文ですが、以下一部です

“この泉じゅんのそっくりさんには見覚えがありますよね。
それからこの写真も右に同じですよね。発売元はドルフィン企画さんですが、
カメラマンは同一でしょう。~”

“泉じゅん”とはロマンポルノの女優さんです。
出演作で、私が見たことがあるのが、「天使のはらわた 赤い淫画」です。

スクリーンではなくて、VHSテープをレンタルして見ました。
「天使のはらわた 赤い教室」同様に、大傑作だと思うのですが、

映画の話に入ると長くなりそうなのでやめます。

オレンジ通信では、泉じゅん似となっていましたが、
表紙を最初見たとき、私は松島トモ子の若いときか、もしくは小野みゆきに似ていると思いました。

ただそれは、髪型のせいかもしれませんが…。

ビニ本の内容ですが、マンコ隠しにはスケパンとベールが使われていて、
印刷上の消しは、引っ掻いたような消しが少しだけ入っているカットが2点のみ。

それ以外は、まったくありません。

そのためマンコが丸見えです。
形状は理想的なマンコでして、左右の肉ビラのバランスも良いです。

ただし、全体的に陰毛の毛足が長めでして、恥丘付近はまだいいのですが、
マンコ左右にも存在感たっぷりで生えているのが少し気になりました。

しかし、スタイルも良くて美乳ですし、何よりエキゾチックな美人さんです。

うろ覚えなのですが、1980年代の初期、
資生堂のテレビCMに出演していたモデルにも似ているような気がします。

それから、ライトの関係なのか、
それともモデルのお姉さんの生まれつきなのかはわかりませんが、

瞳の色が明るめの茶色をしていて、ハーフっぽく見えます。

調べてみますと、
正確には、瞳孔の周りの部分(単語は知っていましたが、虹彩と書くようです)が、
明るい茶色です。

とりあえず比較してみようと思いまして、
近くにありました、ほかのビニ本や裏本を見てみましたところ、
ほかのモデルは、瞳孔は黒で、虹彩は黒に近い暗い色をしています。

さらに調べましたところ、
日本人でも光彩が薄い茶色の人がいるようでして、
このモデルさんもそのタイプかなと思いました。

しかし、ハワイとか、南国で見かけたら現地の人だと思うかもしれません。

最後に、ビニ本の話に戻しますと、
せっかくルックスが良くて、マンコも丸さらしなのに何か物足りないという思いがありまして、

なんでだろうと考えましたら、マンコが濡れていないことだとわかりました。

ほかのビニ本だと、スケパンをはいて開脚しているだけなのに、
マンコが湿っているモデルが少なくないのですが、彼女の場合は湿っていません。

ビジュアルが極上のお姉さんですから、
もしもマンコがヌルヌルになっていて、敏感さを妄想させてくれたら、

当たり前ですが、さらにエロかったと思います。

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優_001

ビニ本「優」(ミドリ書房)1985年(昭和60年)04月頃発売

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以前に取り上げました、裏本「愛子の詩」のオモテ再生です。

さらに、裏本「愛子の詩」は裏本「春風の詩」の再生本なのですが、
発売順に並べると、以下のようになります。

裏本「春風の詩」→ビニ本「優」→裏本「春風の詩」

ビニ本「優」の内容はといいますと、
写真の順番含めた構成は裏本「愛子の詩」とまったく同じです。

ただ残念なことに、マンコとチンポ、そして結合部もすべて真っ黒に消されています。
スミベタが濃くて、何も見えません。

元の裏本だと、“愛子”ちゃんがだんだん本気で感じていく様子や、
結合部のドアップが多用されていることなどがエロくてとても良かったのですが、

核心部分がスミベタで隠されているため、
プレイがハードな雰囲気は伝わるものの、やはりエロ度では裏本に劣ります。

“愛子”ちゃんがとても愛嬌があってセックスが好きそうということは、
以前に書きましたが、

改めて見ますと、プロポーションもすごく良いです。
柔らかそうなバストと、ムッチリヒップもエロいのですが、

引き締まったウエストがアクセントになっていて、
スタイルの良さをさらに際立たせています。

ところでオレンジ通信ですが、やはりというべきか低評価でした。
以下、紹介文の全文です。

“元本となった“『春風の詩』は、真田ひとみちゃんの、
ついつい本気になってしまう挿入感激が初々しく、
あの裏V『おかねにむちゅう』をホーフツとさせる出来栄えでした。
御相手のデカチン山田クンも『女教師性日記』&『マザーグースは笑った』で一部有名ですよネ。
ところが本作、またまた無粋なベッタリの黒マジックなのだ。駄本ですぞ。”

そして、添えられていた見出しが以下です。

“いまはもう新妻となった、真田ひとみちゃん『春風の詩』のオモテ再生なのだ。
気分、出ていますよ。10点”

“真田ひとみ”というモデル名が、いつ付けられたのだろうかと思いまして、


彼女の出演作品が、
オレンジ通信のどの号で取り上げられているか調べました。以下です。

裏ビデオ「おかねにむちゅう」 1984年(昭和59年)03月号
裏本「春風の詩」 1984年(昭和59年)06月号
ビニ本「優」 1985年(昭和60年)05月号
裏本「愛子の詩」1986年(昭和61年)10月号

裏ビデオ「おかねにむちゅう」と裏本「春風の詩」では、モデル名の明記がなく、
今回取り上げたビニ本「優」ではじめて、“真田ひとみ”と明記されています。

裏本「春風の詩」とビニ本「優」の間のどこかで、モデル名が付けられたものと思われます。

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