単体のビニ本ですが、
4人のモデルが出演しているオムニバス的な内容です。
単体のビニ本で、
顔だけアップで、しかも横になっているというのはほかに見たことがありませんので、
まずその構図が新鮮なのですが、
整った顔立ちの美少女の、憂いを帯びた表情にも惹き込まれます。
まずはオレンジ通信の紹介文です。以下一部です。
“昔々のスケパン本――ということは、とっても下着と少女的な、
あるいは松尾書房的なヘアの〝影〟が見える程度のスケパン本という意味ですよネ。
(中略)モデルさんたちは、いずれも懐かしき女の子たち、
ケズリの消しもまた懐メロムードだなあ……。”
以下は、添えられていた見出しです。
“表紙デザインはNOWっぽいですけど、
まあ何のことはない、寄せ集めチラリのスケパン本なのだった。2点”
「下着と少女」「松尾書房」と、気になる固有名詞が登場しました。
“'70年の四月。松尾書房から刊行された『ワイルド・プライベート』がビニ本第一号だった”
(「ビニールアイドル(VINIL IDOL)47」白夜書房)
ということで、松尾書房はビニ本の元祖といわれていますし、
「下着と少女」は松尾書房の看板シリーズの刊行物です。
松尾書房に関しては、またいずれかの機会に取り上げたいと思っていますので、
ここでは軽く触れるだけにしておくとしまして、ビニ本の話に戻しますと、
1980年代半ばの基準からすれば、露出度が低いということで超低評価です。
しかし、モデルの質に関してはかなり極上でして、
とくに表紙の女の子と、後半に登場するハーフっぽい顔立ちの娘さんはスタイルも良いです。
改めて内容を紹介しますと、
キレイなお姉さん①
↓
キレイなお姉さん②(表紙のモデル)
↓
セーラー服ロリ系モデル
↓
ハーフっぽい顔立ちのモデル、という展開です。
キレイなお姉さん①と②がとてもよく似ているので、最初同一人物かと思いましたが、
いつも参考にさせてもらってます、例の「さとり資料館」さんのサイトで確認したところ、
別人のようでした。
改めてじっくり見ましたところ、顔のホクロの有無や眉毛の違いもありました。
お姉さん①のほうが、若干素人っぽい感じではありますが、
雰囲気はとてもよく似ています。
ちなみに、セーラー服ロリ系モデルは、以前に取り上げました、
ビニ本「新学期」(アイビー企画)に出演していたロリ系少女です。
ビニ本「新学期」では冬服セーラーにエンジ色のリボンでしたが、
今回のビニ本「ファンタジー」では、冬服セーラーに白色リボンでした。
それから、オレンジ通信の紹介文にありますように、
4人全員、“ケズリ”の消しでマンコは見えなくなっていますが、
ハーフっぽい顔立ちの美少女は、陰毛の形状やアナルの“窪み”も確認できますし、
前半のお姉さん①②の、プリっとしたヒップは弾力があって質感も良さそうなので、
とてもソソられます。
あえて、オカズ的な要素をあげるとすると、そのあたりだろうと思いました。
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