おとなの妄想くらぶ

2020年12月

テニスガール 真梨子_01

ビニ本「テニスガール 真梨子」(千代田企画)1984年(昭和59年)11月頃発売

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おそらく現在も認識はそんなに変化していないと思いますが、

私のような昭和世代にとって、テニスというスポーツは、
明るくて爽やかなイメージが強いです。

活発で明るい女の子が取り組むスポーツの代表格がテニスです。

そのため、このお姉さんからテニスのイメージがまったく漂ってきません。

整った顔立ちで美人だと思いますが、
表情が暗いのに加えて、場末のスナックがよく似合うような疲労感が顔に滲み出ています。

中身に、テニスウェアを着たカットが10点ほどありまして、
そのうちの2、3点は少し微笑んでいる表情をしているのですが、

爽やかな印象は受けません。

しかもテニスコートではなくて、
ビルの屋上と、それに続く非常階段と思しき場所です。

いろいろな意味でミスマッチだと思います。

ところで、「テニスガール 真梨子」は単体のビニ本です。

バイブやオモチャの類いは登場しませんし、ベールも出てきません。

マンコ隠しに使われているのはスケパンがメインですが、

全裸のシャワーシーンでは、シャワーの水で隠してもいます。

ちなみに印刷上の消しは一切なく、
スケパン越しにマンコが丸見えになっていて、肉ビラは左右ともそこそこ肥大しています。

勝手な偏見ですが、このマンコからも、テニスにつながる爽やかさは感じられません。

また、乳輪は小さいのですが、乳首は大きめです。

肉ビラの肥大に大きめ乳首…経験の豊富さを感じさせますが、
大きい乳首は年齢的なものかもしれません。三十路に近いのかなと思ったりもしました。

それはさておきまして、以下はオレンジ通信の紹介文の全文です。

“もうすでに引退してしまった、根暗GALの古紙再生本。
スケ度はかつての消しを失くして、まぁまぁなのですが、やはり古いセンスは隠せませんね。”

この中には、重要な情報が含まれています。

それはかつてのビニ本を再生して発売する際に、
元本だと入っていた消しを失くして発売しているということです。

1991年(平成3年)、樋口可南子の写真集「Water Fruit 不測の事態」が発売されたことで、
事実上のヘア解禁となったことはよく知られている事実ですが、

以後、かつて局部に印刷上の消しが入っていたものを、
“ヘア解禁”後の基準で再発する動きが見られました。

いま思いつくものだと、川上麻衣子や洞口依子の写真集などがそうです。

それと同種類の動きが、1980年代半ばのビニ本業界にもあったということです。

1980年代半ばのビニ本は、一部の例外を除いて、
ほぼスケパンやベール越しにマンコが丸見えの状態でしたから、

時期として、たとえば1980年前後に発売された消し入りの過去ビニ本を、
“1980年代半ば”基準に合わせて再発したということです。

とはいうものの、
1980年前後に発売された、印刷上の消しが入っているビニ本でも、

マンコが確認できるものも少なくなかったと思いますから、

陰毛がまったく見えない状態の、タレントや女優の写真が陰毛丸さらしで再発されるのと、

うっすらとマンコが確認できる状態の、
ビニ本ギャルのマンコが丸さらしで再発されるのとを比較した場合、

どちらが嬉しいかといえば、前者を選ぶ人のほうが多いような気がします。

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MILD マイルド_01

ビニ本「MILD マイルド」(飛鳥書房)1984年(昭和59年)09月頃発売

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アイドル系ルックスの、とても可愛い娘さんです。

表紙だと口を閉じていますが、歯を見せて微笑んでいる顔もキュートです。

スレンダーなので、
もう少しムッチリしていたほうが魅力的に見えると思いますが、
好みの問題かもしれません。

それから、色白で肌もキレイです。

単体のビニ本でして、
スケパン、ベール、網タイツを直に穿いてのマンコ見せがメインとなっています。

印刷上の消しはまったく入っておらず、スケパンやベール越しにマンコが確認できます。

インシンが少し肥大していまして、やや残念ではありますが、

アイドル顔と少し肥大したインシンという組み合わせは、
ギャップがあって逆にエロいという見方もあるかもしれません。

それと気になったのはアナルが少し盛り上がっているように見えることです。

マンコほどはっきり見えていませんが、イボ痔テイストなアナルに見えます。

せっかくのアイドル顔なのに…インシンの肥大以上に残念です。

ところでオレンジ通信では、陰毛のことについて触れられていました。

“~恥毛の生え具合が最高なんだね。モジャモジャしていて。でも、濃い目じゃないのです。
うっすらと生えていて、なんとも色っぽいのであります。勿論、笑顔も最高だ。~”

陰毛は、恥丘を中心に広範囲にわたり生えていますが、確かに濃くはなく、
ところどころ地肌が見えています。

またマンコの左右にも陰毛が生えてはいますが、
範囲はマンコの上半分まででして、マンコの下半分からアナルにかけては生えていません。

マンコ左右の陰毛もやはり濃くはなくて、数えられる程度の本数でした。

マンコのこととか、アナルのこととか書いてきましたが、
このお嬢さんの最大のチャームポイントは、やはりアイドル風のキュートな顔です。

後半の見開きで、マンコを指で隠しながら顔を赤らめている様子は、
最高のオカズカットだと思います。

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バーデー_01

ビニ本「バーデー」(マスミ書房)1985年(昭和60年)02月頃発売

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カラミのビニ本です。
表紙では顔がきちんと確認できませんが、エキゾチックな雰囲気の美人さんです。

髪型は楠田枝里子風です。

裏本からの再生ビニ本なのですが、

元本については後半に触れるとしまして、
内容を書いていきますと、

印刷上の消しはとても薄くて、ほぼ丸見えのカットもありました。
また、まったく消しが入っておらず、マンコ丸さらしの写真もちらほらあります。

プレイですが、
バイブ挿入やフェラ、生本番と、ひととおりのメニューがあるのに加えて、

表紙写真からもわかるとおり男がふたり登場しており、3Pの場面もあります。

指でマンコを思い切り広げられてハメられていたり、
また、結合部分がよく見えるようなアングルのカットも多いです。

つまり、読者への配慮が行き届いていまして、生々しく迫力のあるカラミを見ることができます。

ちなみにボディプレスでは、

“~神をも恐れぬ修正なしサービスカットが15カットもあるのだ。~”

“~マスクがいまさん位の彼女ゆえ好き嫌いもあろうと思うがこれは裏本である。”

と書かれていまして、
モデルの質はともかく、修正されてない写真が少なくないことへの驚きが強調されていました。

さて、元本ですが、「愛花夢(あいかむ)」という裏本のようです。

「BDSM」さん、および、「さとり資料館」さん、
先人の方々のサイトで調べまして元本にたどり着きました。

写真の順番といいますか、ページの構成とかは、
元本の裏本「愛花夢(あいかむ)」のほうが
圧倒的に良いです。


ビニ本「バーデー」だと、表紙と裏表紙に小さく載っているだけの、
外撮りのカットに2ページ割かれているところも良いですし、

ビニ本「バーデー」だと、表紙からいきなり3Pですが、

裏本「愛花夢(あいかむ)」は、
1対1の本番→3Pという流れでして、

次第に迫力のあるシーンが展開するようになっていることも優れていると思います。

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SWEET MEMORY_01_01

裏本「SWEET MEMORY」1984年(昭和59年)09月頃発売

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前回取り上げました、ビニ本「Milky ミルキィ」(寿山企画)の元本です。

前回の記事では、“元本を探せず”と書きましたが、よく探してみたら手元にありました。

「SWEET MEMORY」と、タイトルが英文ですが、

当時のオレンジ通信や、また先人の方々のサイトで検索する際に、
カタカナで調べていたため、ヒットしなかったようです。

というわけでして、オレンジ通信にもきちんと紹介されていました。

さて、言い訳はこのくらいにしまして、

肝心の中身ですが、再生本の「Milky ミルキィ」と同じです。

表紙と裏表紙が違っていることに加えて、

裏本「SWEET MEMORY」は、表2(表紙をめくった次のページ)と、
表3(裏表紙のひとつ手前のページ)に写真が入っていました。

ビニ本「Milky ミルキィ」は表2と表3は写真はなく真っ白です。

ビニ本「Milky ミルキィ」と裏本「SWEET MEMORY」は、
内容的に同じということもありますから、

今回改めて書くことはないかもと思いましたが、

ひとつだけ発見がありました。

それはマンコが小さくてキレイということです。
肉ビラの肥大もそれほどなく、色素の沈着もありません。

使用感があまりなさそうなピンク色をしています。

イボ痔にばかり気が取られていたことと、印刷上の消しが入っていたことで、
良いマンコだったことに気が付きませんでした。

ただ、前回書きましたように、濡れてはいません。

ところで、オレンジ通信にも、キレイなマンコのことが触れられています。

“~とっても小さなホールの持主なのだ。このお嬢さんは。
しかも、いわゆる花びらが外側に向かってビラビラと見苦しい状態になっておらず、
筆者としては大好きなおまん♡美人ではある。”

ちなみに筆者というのは、かの奥出哲雄氏です。

おまん♡美人で、美乳でおっぱいの形も良い。
これで、イボ痔ではなくアナルがすっきりとしていてキレイだったら…。

少し残念に思った、当時の読者も少なくなかったと思います。

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Milky ミルキィ_01

ビニ本「Milky ミルキィ」(寿山企画)1985年(昭和60年)11月頃発売

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カラミのビニ本です。

1980年代半ばのカラミビニ本は、ほとんどが裏本からの再生です。
ビニ本「Milky ミルキィ」も裏本からの再生です。

オレンジ通信にも、“~初期の再生本です。”と書かれていますし、

またボディプレスには、“~元本はスイートメモリー。裏流れ再生本だ。~”と書かれています。

そこでスイートメモリーなる裏本を探してみましたが、
手元の資料では探せず、ネットで検索してみました。

いくつかヒットしたのですが、
どの裏本も別のモデルのようでして、元本にたどり着くことはできませんでした。

それはさておきまして、

ビニ本はビニールに入れられていますから、購入前に中身を見ることはできません。
ユーザーからすれば、表紙または裏表紙のみを見て、買うか買わないか判断を迫られるわけです。

つまり、制作側からすると、
ユーザーの購買意欲をかき立てるような表紙にしなくてはならないと思うのですが、

ビニ本「Milky ミルキィ」はその気持ちが感じられません。

たとえばトップ画像の表紙ですが、
上の写真だけならばまだしも、下の写真を載せたことは失敗だと思います。

なぜなら、モデルがまったくやる気がなさそうだからです。

中身を見てみると、それなりに魅力的に写っている写真もありましたから、
なんでこんなやる気がなさそうな写真を表紙に使うのか理解に苦みます。

さらにいうと、モデルがヘンな表情をした写真が少なくないです。

シャッターを押すタイミングが悪いのかもしれませんが、
それよりも、写真の選定が良くありません。

ところで、ルックスは中の下という感じのケバいお姉さんですが、
身体はムッチリ系で美味しそうです。

おっぱいの形もキレイです。

ちなみに、局部や結合部分には、スミベタの消しが入っていますが、

薄くてほぼ見えているところもあれば、濃くて何も見えないところもありました。

消しの濃さが統一されてない理由は不明です。

また、オレンジ通信、ボディプレス両誌とも、イボ痔のことについて触れています。

肛門の外側に、けっこうハミ出しているカットもあれば、
肛門内部に完全に収納されているカットもありました。

ところで、収納されているのと、収納されていないのは、
どっちがヒワイだろうかと無理矢理考えてみましたが、

私は、収納されているほうが好みです。

やっぱりアナルはすっきりとしていて欲しいです。
ホクロ以外の、余計なものがあると気が散ります。

さらにいうと、
イボ痔はかなり痛いと聞いたことがありますので、
そうなりますと、ビニ本を鑑賞する際の集中力を欠いてしまいます。

マンコにチンポが突き刺さっているドアップがありまして、
スミベタが薄くてほぼ見えているのですが、

このときに、モデルのアナルから、桃色をしたイボ痔がハミ出しています。

イボが気になって、挿入部分に神経を集中できない自分がいました。

しかも同じドアップ写真が、前半と後半に出てきますから困ったものです。

困ったついでにいいますと、なんだか固そうなマンコです。

固そうに見えるのは、マンコがほとんど濡れていないからです。

やる気のなさそうな写真が表紙に掲載されていることは前述しましたが、
マンコもやる気がなさそうでした。

気持ちではやる気がないが、マンコはグチョ濡れというのが、
ギャップもあり、見る側としては最も興奮します。

やる気満々でマンコもビッショリというのもとても良いです。

しかし、やる気がなさそうに見えて、マンコも濡れていないとなると、
見る側は立ち止まってしまいます。

おそらく男優やスタッフが、前戯の段階で、それなりに時間をかけていないのでしょう。

マンコをぐしょ濡れにしてあえぎそうなケバい容姿なのに残念です。

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