おとなの妄想くらぶ

2020年05月

サマーウィンド SUMMER WIND_01

ビニ本「サマーウィンド SUMMER WIND」(ジャパンブック)1985年(昭和60年)09月頃発売

-----------------------------------------------------------------------------------------------


前回取り上げました、裏本「夢砂丘」に出演していたモデルの単体ビニ本です。

男モデルは登場しません。マンコへのバイブ挿入がある程度です。

当時の「オレンジ通信」では、消しが濃いという理由から低評価でした。

モデルは美形ではありますが、裏本「夢砂丘」写真と比べて、
痩せているのが目立ちます。

前半部分に、ビキニの水着姿のカットが数点掲載されていますが貧相です。

もう少しお肉が付いていれば、文句なしというところだと思います。

彼女はとても美人さんなのですが、単体だと何だか魅力に欠けるような気がします。

チンポに貫かれて感じている様子のほうが数倍良いです。

そのため、
裏本で彼女のファンになったマニア以外は、あまり興奮しないのではないかと思います。

ちなみに、カラミが魅力的に映るとはいえ、
根っからセックスが大好きという雰囲気なのかというと、そんな風には見えません。

不思議ですが、むしろ清楚系の美女に映ります。

そのことは、裏本「夢砂丘」を取り上げた記事でも触れました。

ところで、ビニ本「サマーウィンド SUMMER WIND」には特徴的なところがひとつありまして、
表紙に「定価2,000円」という値段が印刷されています。


当時のアダルト雑誌でも、
定価が入っているビニ本はめずらしいという旨の記述がありました。

明瞭会計で買いやすいのですが、消しは濃いめ。

なかなか上手くいかないものです。

-----------------------------------------------------------------------------------------------


夢砂丘_01

裏本「夢砂丘」1985年(昭和60年)06月頃発売

-----------------------------------------------------------------------------------------------


裏本やビニ本界隈で、かなり人気があったモデルです。

1984年(昭和59年)01月以前に、
「女子大生 愛人志願」と「翔」という2冊の裏本が発売されています。

また、1984年(昭和59年)04月頃に裏本「誓」が発売され、
すごい美人だということで話題になったようです。

彼女の出演作品のなかでは、この裏本「夢砂丘」が最も有名で、
代表作といえるのではないでしょうか。

裏本「夢砂丘」が発売された当時、
アダルト雑誌の撮り下ろしグラビアにも登場していたようです。

わかる範囲で出演裏本を調べました。

「女子大生 愛人志願」1984年(昭和59年)01月以前発売
「翔」1984年(昭和59年)01月以前発売
「誓」1984年(昭和59年)04月以前発売
「スクランブル」1984年(昭和59年)11月頃発売
「UTOPIA」1985年(昭和60年)03月頃発売
「夢砂丘」1985年(昭和60年)06月頃発売

他のモデルとの合本は入っていません。

1983年以前や、また1986年以降も、
数冊の出演裏本があるようですが、はっきりわかりませんでした。

さて、裏本「夢砂丘」の内容です。

繰り返しになりますが、モデルが清楚な感じで美人です。

美容部員というのでしょうか、デパートの化粧品売り場にいそうな雰囲気があります。

こんなに美形なオンナがなぜ裏本に出演しているのか…というギャップにソソられるわけですが、

ソソられるポイントはそれだけではありません。

アナルに指を入れられたり、ホテルの洗面台にM字開脚で座り込んで排尿もしています。

さらに圧巻なのは、顔面射精のシーン。

髪の毛や目蓋、鼻の下にまで大量の精液を飛ばされて、
眉を歪めている表情が最高に興奮を誘います。

加えて、公園で撮影されたイメージカットも効果的です。

まるで恋人といっしょに公園に行ったみたいな演出になっていて、心を奪われます。

20代や30代といった結婚を意識する頃に、もしも私にこんな美人の婚約者とかがいて、
公園で楽しく過ごしたりした経験があるリア充な現実がいちどでもあったならば、

いまこうして裏本やビニ本のブログを書いていることはなかっただろうと思います。


-----------------------------------------------------------------------------------------------


夏の天使 麻梨亜_00

裏本「夏の天使 麻梨亜」1985年(昭和60年)05月頃発売

-----------------------------------------------------------------------------------------------


前回に引き続き、裏本「夏の天使 麻梨亜」のお話です。

裏本「夏の天使 麻梨亜」に関して、
「オレンジ通信」の評価が低いという話の続きなのですが、

理由のひとつに、裏本の写真に交じり、
裏本オリジナルではなく、市販の写真集のカットが使用されていたことがあります。

「オレンジ通信」の版元の東京三世社が発行した、
「夏のマリア ビニ本最後のスーパースター」からのものです。

使用されているカットは数点のみで、ヘアスタイルに若干の変化が見られますから、
裏本オリジナル写真との区別はすぐにつきます。

とはいえ、裏本「マリア」で展開していた南国風のテイストは同じなので、
全体的な違和感はありません。

それだけ裏本「マリア」の完成度が高かったともいえるでしょう。

もちろん、写真集のカットは無断使用です。

「オレンジ通信」では“無断盗用”としています。

また、裏本写真の部分は、裏本「マリア」からの複写と断定しています。

「オレンジ通信」に書かれていた、裏本「夏の天使 麻梨亜」の紹介文からは、
“渡瀬ミク”の新作です!と装っているところが悪質というニュアンスもくみ取れます。


ちなみに、裏本「夏の天使 麻梨亜」の発売は、“渡瀬ミク”が映画デビューする直前でした。

そのため、「オレンジ通信」では、

“それにしても五月に映画デビューするというのに、まったくイジワルなウラ本業界ですね。”

と締めくくられています。

ところで、裏本やビニ本の人気が過熱し、映画デビューも果たした“渡瀬ミク”でしたが、
映像では、そこまでの人気を得ることはありませんでした。

-----------------------------------------------------------------------------------------------


夏の天使 麻梨亜_01

裏本「夏の天使 麻梨亜」1985年(昭和60年)05月頃発売

-----------------------------------------------------------------------------------------------


以前に取り上げました、裏本「マリア」の再生本です。

裏本「夏の天使 麻梨亜」は、裏本「マリア」の発売から約1年後に出た裏本です。

“高い金出してプレミア本を買うことはありません。じっくり待てばいずれ名作本は復刻される。”

上記は、当時のアダルト雑誌「月刊ボディプレス」に掲載されていた、
裏本「夏の天使 麻梨亜」の紹介文の一部です。

エロ本ライターであった壺山貴史という人が書いたものです。

裏本「マリア」が爆発的な人気となったことで、
プレミア価格で取引されていたことがわかります。

ちなみに、裏本「マリア」発売の約半年後に、
出演の彼女は“渡瀬ミク”としてアダルトビデオデビューし、
宇宙企画の作品に出演することになります。

それゆえに、裏本「マリア」のプレミア価格がさらにつり上がっていただろうと思われます。

ところで、「月刊ボディプレス」の同じ号に、エロ本ライターの斉藤修という人も、
裏本「夏の天使 麻梨亜」の紹介文を書いていますが、

ふたりに共通するのは、裏本「夏の天使 麻梨亜」を高く評価していることです。

“「マリア」を買い逃した人は「夏の天使 麻梨亜」を買えばいい。再生されてよかった”

そんな気持ちが見え隠れします。

一方、当時の「オレンジ通信」だと、評価がまったく違っています。

裏本「マリア」は写真の質や印刷が悪かったのですが、
裏本「夏の天使 麻梨亜」も同じく、またはそれ以上に印刷が悪いです。

そのため、「オレンジ通信」では“複写”と断定しています。

裏本「マリア」の現物をカメラ撮影した写真を印刷にまわして、
本をつくっているということです。

以下の記述もありました。

“これでは本物の新刊と間違えて、
うっかり購入してしまった人々もいるのではないでしょうか。”

“買ってはいけない”というメッセージを強く感じます。

つまり、「オレンジ通信」ではかなり評価が低いです。

プレミア価格についても触れられていません。

読者がすでに裏本「マリア」を持っているということを前提にして、
話が進んでいるような気がします。

「オレンジ通信」が、
裏本「夏の天使 麻梨亜」を低く評価するにはもうひとつ理由があったのですが、

それについては次回書きたいと思います。

-----------------------------------------------------------------------------------------------


ハレー彗星_01

ビニ本「ハレー彗星」(鈴木グループ)1986年(昭和61年)04月頃発売

-----------------------------------------------------------------------------------------------


表紙からもわかるように、ロリ系のモデルです。

おかっぱの黒髪に幼児体型。小柄で微乳。いかにもロリという雰囲気です。
とはいえ18歳未満ではありません。

今でいうところの“合法ロリ”でしょうか。

ビニ本「ハレー彗星」は以前に販売されていた裏本の再生本です。

当時のアダルト雑誌「月刊ボディプレス」の紹介文によると、
ビニ本「ハレー彗星」のほかに、ビニ本2冊くらいと裏本1冊に出演していたとのことです。

“根の暗いロリコン青年たちに一時期熱狂的に迎え入れられた~”という記述もありました。

1980年代当時は、
一般の大型書店にロリコン雑誌やロリータ写真集が平積みされていた時代でした。
いまなら一発でアウトな案件です。

事実上のヘア解禁は1990年代に入ってからですが、

それ以前の1980年代は、
ヘアはダメだが陰毛が生えていない少女の股間は見せてもOKというのが暗黙の流れでした。

さて、ビニ本「ハレー彗星」の中身ですが、

暗いイメージかと思っていたら、そうでもありません。
モデルが笑顔を見せているカットも複数点確認できます。

ちなみにモデルは18歳未満ではありませんが、
肌の質感や全体的な雰囲気から20歳前後だと思われます。

しかし、
消しがそこそこ濃いことと、カラミがハードではないことで、
私の触手は動きませんでした。

当時の「オレンジ通信」の評価も40点です。

彼女のファン以外だと実用性はないでしょう。

-----------------------------------------------------------------------------------------------


このページのトップヘ