うづく子宮の24時_01

ビニ本「うづく子宮の24時」(ミドリ書房)1985年(昭和60年)06月頃発売

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カラミのビニ本です。

表紙には、チンポを咥える写真の下に、
「未亡人と30才ぐらいの男」「高島平団地(人妻と学生)」
「OLと営業部長」「新宿ラブホテル」などと書かれたポラロイド写真が掲載されています。

複数の
モデルが登場していると思ったのですが、


中身をみていきますと、出演するモデルはひとりだけで、
表紙に写っているモデルたちとは別人のようです。

表紙に写っているモデルたちは、中身にはまったく登場していません。

あまり写りが良くない写真ばかりで、
なおかつ写真の外側にポラロイド写真っぽい白い枠がありますから、

本物のポラロイド写真が掲載されているようにも見えます。

それらの写真は時系列で並べられていて、
1981年4月から始まり5月、6月と順に展開していき最後は12月です。

また12月のあとに、“番外篇”として股間のドアップ写真が続いていました。

モデルのお姉さんが、
笑顔でポーズをとっているカットや、

まんぐり返しで顔を隠しているカット、それから縛られているカットに、
和式トイレでしゃがんでいるカットもあり、

そのひとつひとつをお姉さんはとても嬉しそうにやっているのが印象的です。

四つん這いでお尻に浣腸器を突っ込まれながら、
振り返って笑っているカットもありました。

撮影者とモデルはプライベートでも男女の関係なのでしょうか。
といいますか、プライベートで撮影した写真をビニ本にしたのかもしれません。

撮影場所ですが、自室らしき畳の部屋での撮影もあれば、
ラブホテルの部屋っぽい場所もあります。

お姉さんがセーラー服を着たカットもあり、
お互いにいろいろなプレイを楽しむ濃密な関係だということがわかります。

ただし、マンコにチンポが挿入されているカットはありませんでした。

そのため、厳密にいうとカラミのビニ本とは呼べないかもしれません。

ところで、
股間には、スミベタと引っ掻いたような消しが入っていまして、

マンコ内部は見えません。アナルのシワと陰毛が少し見える程度でした。

それはともかく、オレンジ通信ですが、
以下、紹介文の全文です。

“これは以前KUKIからでてた本の再生本である。
表紙を見ただけでは中身が全部プライベートなポラロイド写真ばっかりだとは気がつかないであろう。
これも一種のサギ本である。内容的にはそれなりにおもしろいのであるが、
それは納得づくでの話である。
モデルはけっこうお年のいったおネエさんで、ポラロイドの気安さか、
よほどのネスケ女なのか大胆におまんをほっぽり出してうれしそうに写ってま。”

そして、添えられていた見出しが以下です。

“一枚一枚しっかりと修整されてますが、
イヤラシイポラロイドの空気は感じられます。自分の時の参考用に一冊 50点”

1985年7月号のオレンジ通信で紹介されているにもかかわらず、
中身だと1981年という記載になっていましたから、

ずいぶん昔の写真を持ってきたなと思いましたが、再生本ということで納得です。

それから、
表紙に掲載されているポラロイド写真を装ったいくつかの写真と、
中身のカットを見比べますと、明らかに質感が違います。

中身のカットは照明も暗くて写りが悪いですが、
プライベート感が強くてとてもヒワイに見えますから、

無関係な写真を表紙に持ってこなくても、
中身で使用しているカットをそのまま持ってきたほうが、

読者予備軍の股間に強く響いたのではないかと思いました。

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