内藤友加写真集_01

ビニ本「内藤友加写真集」(日の出企画社)1986年(昭和61年)07月頃発売

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単体のビニ本です。

ふたりの娘さんが登場していまして、
ひとりは、表紙の冬服セーラーの女子高生“内藤友加”ちゃん・18歳。

もうひとりは、女子大生の“真壁美雪”ちゃん・19歳です。

“真壁美雪”ちゃんは、裏表紙を飾っているのですが、
記事の最後に、裏表紙も掲載しておきました。

ふたり同時に写真におさまっているわけではなくて、
オムニバス形式です。

そして、このふたりの写真は昔のビニ本に掲載されていたものの再録です。

このふたりに見覚えがあったため再録とわかりました。

元本は松尾書房発行の「ブレザースカート」です。

このブログで何度か取り上げています、
「ビニールアイドル VINIL IDOL 47」(白夜書房)に松尾書房の特集が掲載されており、
出演のふたりが登場しています。

掲載されている情報によると、
「ブレザースカート」は1980年(昭和55年)10月発行となっています。

1980年といえば、最初のビニ本のブームが起きた年です。
また、「ビニールアイドル」には、
1980年6月に、“実質的なスケパンモロ見え革命”ということも書かれており、

「ブレザースカート」は、“スケパン革命”後の発売ということもあってか、

“松尾書房末期の一番かなしい時代がこの頃だ。
下着への執着、美少女路線もビニ本狂乱時代には勝てなかった。~”

という見出しが、“定番シリーズ全紹介”のページにありました。

そして、松尾書房はビニ本の最前線から撤退していくのですが、
そのあたりのことは、以前に以下の記事のなかで少し触れています。

ビニ本「ザ・肛門 THE KOMON」北見書房(後編)

改めて、「内藤友加写真集」をみていきますと、
露出度は高くありません。股間全開の開脚ポーズもありませんし、
ベールはもちろん、スケパンも登場しません。

とはいえ、ふたりともルックスは飛び抜けてキュートでアイドル顔ですから、
露出度が高くなくても、それなりに興奮します。

内藤友加ちゃんのほうは、
いまの時代からするとかなり古臭く見える冬服セーラーを着て、
古民家の庭先に立っている場面からはじまります。

その後、室内に移動して、
冬服セーラーのままパンチラが続き、途中私服に着替えてまたパンチラ、
そして最後はパンツだけの姿になりバストを晒しています。

あどけないルックスながら、おっぱいはそこそこ大きく、
弾力がありそうに見えるのに加えて、乳輪が比較的大きめなのも興奮を誘います。

一方の真壁美雪ちゃんは、
パンツだけの姿でバストを最初に晒したあと、

各種ワンピースや、野球帽にホットパンツ着用といったスポーティーな姿も見せています。
バストは小さめですが、色白でキレイな身体をしています。

しかし、残念なことに、
股間には黄色っぽいボカシが入っていましてマンコはもちろん、陰毛も見えません。

「ビニールアイドル」には「ブレザースカート」の数カットが掲載されているのですが、
それには消しは入っておらず、パンツ越しに陰毛が薄っすらと透けて見えています。

オリジナルでは陰毛が見えていたことや、
スケパン革命時よりもさらに時代を経ての再録にもかかわらず、

股間に消しが入っているのは納得できない気持ちになりました。

ルックスが良いふたりに対する私の評価がかなり高いがゆえに、
ぜひとも陰毛が見たかったというわけです。

消しの問題もあってか、オレンジ通信ではとんでもなく低評価でした。
以下、紹介文の全文です。

“かたや女子高生の友加ちゃん、かたや女子大生の美雪ちゃんという二人の出演である。
何度か私ことセイントフォー松本はイモっぽい娘が好きだと述べたことがあるが、
これはイモすぎる!1点”

“セイントフォー松本”という方は、
以前にも、このブログで少し触れたことがありますが、オレンジ通信の編集部の人です。

ボディプレスにも登場したことがあるため、
私の記憶に残っています。

それはさておき、
本作「内藤友加写真集」には、
内藤友加ちゃんと真壁美雪ちゃんにひとつずつ文章が添えられていました。

内藤友加ちゃんのところには、
女の子に恋をした男の子の文章が掲載されています。

ところがなぜか、女の子の名前は“高木静香”となっていて、
さらに文章の最後には、以下のクレジットが書かれています。

カメラ    宮田文夫
スタイリスト 本部早苗

表紙に書かれていた、“撮影 大森 章”の表記はいったいなに?と思ってしまいます。

さらに、真壁美雪ちゃんのところに添えられていた文章は、
カメラマンらしき人物が書いたと思われる内容なのですが、

なぜか“高校三年生の奈々”と表記されているうえに、
最後に“スタイリスト 谷村真弓”のクレジット。

オリジナルの元本にあったモデル名とは、
まったく無関係なモデル名にして再発したということだろうと思われます。

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内藤友加写真集_52