夢っぽいね 杉山まゆこ写真集_01

ビニ本「夢っぽいね 杉山まゆこ写真集」(若葉出版)1985年(昭和60年)08月頃発売

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「若葉出版」のビニ本は、これまで以下のものを取り上げています。

ビニ本「ゆきこ 誘惑・ドキドキ……」
ビニ本「紙風船 PAPER TOY BALLOON」
ビニ本「湖畔」

どの作品も、タレント写真集風な仕上がりになっていて、
撮影場所がきちんとしたスタジオであることや、
外撮りの多様さなどが目立ち、通常のビニ本とは違い相当な工夫がなされています。

本作には、カメラマン、スタイリスト、ディレクターの名前までもが明記されていて、
制作者のやる気を感じさせます。

しかし、とても残念なことに、
豪華な舞台装置と釣り合うほどモデルの質が良いわけではありません。

杉山まゆこちゃんは、中村あゆみ似で、顔は愛嬌があってキュートなのですが身体が貧相です。

痩せた身体に、ホームベースに近い丸顔はバランスが悪く、
顔が大きいのも気になります。

ところで、マンコや陰毛の露出に関してはまったく期待できず、
股間が写っていないポーズが多用されているのに加えて、

引っ掻いたような消しが入っているため何も見えません。

さらに、使われているのはスケパンではなくて普通のパンツです。

ところでオレンジ通信ですが、
本作「
夢っぽいね 杉山まゆこ写真集」は、

「ビニパック写真集」として、通常の単体ビニ本とは別枠で紹介されていました。

そこで、オレンジ通信の姿勢が述べられていましたので、
以下に引用します。

“当然ながらもうこのテの写真集にモロ見せカットを期待して
ウッカリ購入してしまうことはなくなったと思います。
だから今後は写真集としての出来はどうか、女の子の質は高いか、
という点にのみこだわって眺めていきたい、とまあ、かように考えるワケであります。”

“このテの写真集”風のビニ本が定期的に発売されていたということは、
当時は、それなりに売れていたのでしょうか。

それはさておき、
本作「
夢っぽいね 杉山まゆこ写真集」の、オレンジ通信での紹介文は以下です。全文です。

“基本的にはBUSUだと思うのですが、こういう顔の子ってボク憎めないんだよね。
甘えられたらついつい何でも許してあげちゃいそうな、
そんな杉山まゆこちゃんでした。”

改めて見ますと、
おニャン子クラブの岩井由紀子っぽく写っているカットもありまして、

甘え上手な妹系女子という魅力もかなりあります。

たしかに、甘えられたらかなり嬉しいかもしれないと思いました。


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