出演は“セーラー聖処女 真由美”です。表紙にそう明記されています。
ふっくらしていて、ネコ目の可愛らしい女の子です。
夏服のセーラーを着ているのですが、
最初は屋外でのパンチラで、
屋内に移動してからは徐々にセーラー服を脱いでいき、最終的には全裸になります。
パンツを完全に脱いでいるシーンでは、開脚ポーズなどもありますが、
自分の指で股間を隠しています。
またTバック風のスケパンを着用しているカットも数点あるのですが、
マンコ周辺やアナルのあたりに陰毛は見られません。
恥丘付近に若干黒い影が確認できますが、
スケパンは、ビニ本全盛期に使用されていた類いの、布地がとても薄いものではないため、
そこまで透けて見えているわけではありません。
アダルトショップで売られているエロパンティみたいな感じです。
バイブや大人のオモチャの類いの登場も一切なく、
男の登場もありません。
全体的におとなしめの仕上がりで、ヌード写真集といったところでしょうか。
いまでいうところの、着エロっぽい感じがあります。
撮影時期不明としましたが、おそらく1980年前後の発売ではないかと思われます。
その理由は、いくつかあります。
まずはスケパンが、ほとんど透ける代物ではないこと。
スケパンが全盛になる以前の作品ではないかということです。
それからモデルの表情が暗いこと。
屋外で少しはにかんだカットはありましたが、全体的に無表情です。
自販機本の世界観を引きずっているように見えますから、
自販機本からビニ本にブームが移る過渡期の作品ではないかということです。
モデルの笑顔が多いと、本当はどう思っているのは別にして、
自分からすすんで脱いでいるように見えるのですが、
無表情、または表情が暗いと、やらされている感があります。
積極的に自分から笑顔で脱ぐ娘よりも、おとなしい娘がいろいろな葛藤の末に脱ぐ…。
当時は、そんな世界観のほうが人気があったかもしれません。
ビニ本全盛期になると、そこから“アイドル”が誕生するわけですが、
彼女たちは作品のなかで、ずっと無表情というわけにはいきません。“アイドル”だからです。
かくして笑顔のカットがそこそこ多いビニ本が誕生するのですが、
ビニ本「聖処女 VOL.2」はその気配すら感じられませんから、
ビニ本全盛以前の作品ではないかと思った次第です。
繰り返しになりますが、露出も少なくて全体的にかなりおとなしめです。
そのため、
そもそも「聖処女 VOL.2」は、いわゆるビニ本なのかということも考えられるわけですが、
そこを突き詰めると、
ビニ本の定義を確定しなくてはならないということになり、
とんでもなくめんどくさい話になります。
ところで、書き忘れていましたが、
“真由美”ちゃんは、色白で、かたちの良い美乳なうえに乳首もキレイです。
色白の肌や質感から察するに、20代前半から半ばくらいなのではないかと思います。
ソファーに背をもたれかけた状態で、脚を高く持ち上げたシーンがあるのですが、
ムッチリ太もももさることながら、
パンツが食い込んだ股間と恥ずかしそうな表情が相まって、とても興奮を誘うカットです。
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