おとなの妄想くらぶ

昭和から平成にかけての、
アンダーグラウンドメディアのお話を中心に綴っていきたいと思っています。
ときに、そこから逸脱することもあるかもしれませんが、
よろしくお願いいたします。

チェックイン_01

ビニ本「チェックイン」(ミドリ書房)発売時期不明

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裏本「momoko モモコ」出演の三浦ルネです。
私は、このモデルさんが大好きなので、また取り上げました。

今回は長くなりそうなので2回に分けました。(前編)(後編)としています。

手元にある資料では、「チェックイン」の発売時期はわかりませんでした。
おそらく、1983年よりも以前のものと思われます。

ところで、三浦ルネは、何冊もの裏本に出演していますが、

「月刊オレンジ通信」1984年(昭和59年)08月号に、
裏本「蒼き恋」が紹介されています。
以下は、その紹介文の一部です。

“~表ビニール業界を引退していた本番ギャルの復帰第一弾裏出演なのだ。~”

紹介文のなかにモデル名“三浦ルネ”はまったく登場しません。
まだモデル名は付いてなかったことになります。

また同じく「月刊オレンジ通信」1984年(昭和59年)10月号に
裏本「酔蓮」が紹介されています。

“その昔は『東京のバスガール』で知られた裏(表でも有名な)GALの復帰第2弾。
軽SMの一篇であります。~”

紹介文に上の記述が見られました。この段階でもモデル名の明記はありません。

そして、次に出たとされている裏本が「三姉妹」です。
これは3人のモデルの合本です。
撮りおろしの新作ではなくて、以前に発売されていた人気の裏本から、
写真を抜粋してつくられた裏本です。

以下は、「月刊ボディプレス」1986年(昭和61年)03月号に載っていた、
「三姉妹」の紹介文の一部です。

“見どころは、やはり三浦ルネ。異物ソーニューで鍛えまくった存在感のあるオメコは~”

ここでやっと、“三浦ルネ”というモデル名が登場します。

「月刊オレンジ通信」と「月刊ボディプレス」の執筆陣は重複していますし、
裏本やビニ本の情報に関して、密に連絡を取り合っていますから、
「月刊オレンジ通信」のライターがモデル名を知らないということは考えられません。

1984年10月頃から、1986年03月頃までの間に、“三浦ルネ”が、
エロ本のグラビアなどに出演するうち、どこかで名前が付けられたものと思われます。

さて、本の内容です。

いわゆる“単体”のビニ本ですが、マンコにいろいろなものを挿入しています。
バイブのほかには、バナナやキュウリにサツマイモ、さらにはマッチ棒を模した角材に、
イカやサンマなども、手当たり次第に挿入という具合です。

ニコニコと嬉しそうな表情で、三浦ルネがパイパンマンコに挿入していきます。

それから、ハエのオブジェを何匹もマンコ周辺にくっ付けているカットもありました。

ちょっと悪ノリし過ぎの感は否めないです。

とはいえ、三浦ルネはやっぱりかわいいです。

次回の(後編)では、
「チェックイン」のもう少し詳しい内容と、異物挿入と三浦ルネについて、
さらには発売元のミドリ書房について、詳しく書いていこうと思います。

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DESIRE_01

ビニ本「DESIRE デザイアー」(アップル社)1986年(昭和61年)07月頃発売

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いわゆる“カラミ”のビニ本です。

このブログで何度か書きましたが、ビニ本には、モデルのみが登場する“単体”ものと、
男が登場して本番行為をする、“カラミ”の2種類がありました。

裏本も、“単体”と“カラミ”が存在しましたが、裏本の“単体”は初期の限定された時期のみ
発売されていたもので、“カラミ”裏本に比べて数は極端に少ないです。

しかしビニ本の場合は、
“単体”ビニ本というひとつのジャンルが成立していたほど、一般的な存在でした。

優美堂、飛鳥書房、コンパル出版、ドルフィン企画など、
“単体”ビニ本専門の版元もいくつか存在していました。

男とのカラミがないので、モデルの出演ハードルは比較的低く、
素人のOLや女子大生が、アルバイト感覚で出演することも多かったようです。

今回取り上げた「DESIRE デザイアー」が発売された1980年代半ばは、
“カラミ”ビニ本に関しては、裏本の再生本が横行していました。

裏本に消しを入れるだけで安くつくることができるからです。

しかし、それらは、元の裏本を持っているマニアにしてみれば価値がないものです。
そのため、“カラミ”ビニ本は活気がありませんでした。

一方で、素人のマンコが見られるということもあり、
“単体”ビニ本はそれなりに盛り上がってはいました。

何が言いたいのかというと、

「DESIRE デザイアー」は、“カラミ”ビニ本が、
事実上の“死に体”であった頃の発売にもかかわらず、
裏本の再生ではなく新作であり、なおかつ展開もしっかりしている、
きちんとつくられているということです。

野外でのカラミのあと、ホテルでのカラミ。
自販機本のカラミグラビアを彷彿とさせる古臭さではありますが、
それなりのプロがつくっているような雰囲気があります。

アダルト雑誌用に撮影されたものが流出したのでしょうか。

内容ですが、モデルの顔は好みが分かれるエキゾチックな感じですが、
身体はとてもいやらしくて良いです。

消しも良心的でほぼ見えており、脱肛気味のアナルも確認できます。

挿入時、男がマンコを手で開き、
結合部がよく見える演出をしているカットが大写しになっているページがあるのですが、
消しが入っているのは、男女の陰毛のみで、結合部は丸出し。
裏本と変わりません。

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CONNECTION_01

ビニ本「CONNECTION」(キルト社)1984年(昭和59年)11月頃発売

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1980年代のエロ本界隈では有名なモデル・沖田真子です。

今回の「CONNECTION」は、先行して発売されていた裏本「魅惑」の“表版”完全復刻です。

“表版”といっても、局部の消しは“スミアミ”が申し訳程度に乗っているだけでほぼ丸見えです。

元本の裏本「魅惑」は「CONNECTION」と全く同じ内容なのですが、
「魅惑」とページ構成が違っているという情報もありました。

マンコへのバイブ挿入や指入れ、マンコ開きに男の手が登場します。
またフェラカットが数点ありまして、それ以外は男は登場していません。
つまり本番セックスはありません。

私は、裏本はすべて本番しているものだと思い込んでいましたが、
このブログを書く上でいろいろと過去の資料にあたるうちに、
そうではないことを知りました。

初期の裏本では、カラミがない単体ポーズのみの裏本も存在していたようです。

ところで、沖田真子ですが、以下の作品への出演が確認できました。

裏本「魅惑」1984年(昭和59年)01月以前の発売
裏本「優しく片思い」1984年(昭和59年)01月以前の発売
裏本「マドンナ」1985年(昭和60年)09月頃発売 ※「優しく片思い」の再生本
裏本「女優 沖田真子 プライベートルーム」1986年(昭和61年)01月頃発売 ※再生本
裏本「キュートな笑顔」1986年(昭和61年)09月頃発売  ※「優しく片思い」の表紙替え本

裏ビデオ「夜まで待てない」1984年(昭和59年)03月以前のリリース
裏ビデオ「美少女地獄」1984年(昭和59年)03月以前のリリース
裏ビデオ「卍」1984年(昭和59年)03月頃のリリース

ただし、上記は裏関係の出演に限ったものです。

相当人気のあった女の子でして、
再発のビニ本を含めたら、かなりの数になると思います。
そのため、ビニ本は把握しきれていません。

裏本「優しく片思い」がかなりのヒット作となったようで、
「今季、もっとも世間を騒がせた裏GAL。~とにかく最高だ」という記述が、
「月刊オレンジ通信 1984年01月号」に載っています。

裏本初期の段階から活躍していたようですが、
裏本と裏ビデオに出演した後で、アダルト雑誌のヌードグラビアにも進出。
そのときには“朝倉みゆき”と改名しての出演となっています。

また、その後、にっかつ企画部より映画出演の依頼があり、話が進んでいたようです。
しかし本人があまりやりたくなかったようで、実現はしませんでした。
さらに、イメージビデオの出演依頼などが、5、6社からあったようですが、
それも実現はしていません。

好きな人がいて、結婚を考えているという旨の発言をしていたことが、
当時のアダルト雑誌に載っていました。

タレント活動よりも結婚を選んだということですが、結婚は実現したのでしょうか…。

さて、「CONNECTION」の中身ですが、相当にエロいです。
ルックスがいいし、スタイルも抜群なので、何をしても絵になります。

マンコの奥から白っぽいマン汁が滲んでいるのを発見したときは
見入ってしまいました。
陰毛も薄くて理想的だし、アナルも美味しそう。

各方面から出演の打診があったのもうなずけます。

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