裏本「バイオレンス」1989年(平成元年)04月頃発売
裏本やビニ本界隈では超有名な「夢砂丘」のお姉さんです。
“生田美鈴”というモデル名があるのですが、
私が当時のエロ本で「夢砂丘」が取り上げられているのをはじめて見たとき、
紹介文には、
“生田美鈴”というモデル名はどこにも出てきませんでした。
そのため、
いまさら“生田美鈴”といわれても、
私の心や下半身から距離を感じてしまいます。
たとえば、秘かに思いを寄せていた会社の同僚OLが、
結婚して苗字が変わってしまったような違和感です。
そのため、
私にとっては永遠に、「夢砂丘」のお姉さん、
または「夢砂丘」のお嬢さんです。
ところで、
「夢砂丘」のお姉さん、
以前に以下の作品を取り上げています。
裏本「思いで」
ビニ本「風立ちぬ」(浪速企画)
ビニ本「M・O・M・O・K・O」(大学館)
ビニ本「めまい MEMAI」(レモン企画)
裏本「夢砂丘」
ビニ本「サマーウィンド SUMMER WIND」(ジャパンブック)
裏本「スクランブル」
ビニ本「Le·Mo·N·娘 生田美鈴」(コトブキ企画)
というわけで本作「バイオレンス」は、
「夢砂丘」の再生本と思われます。
写真の順番は違っていますが、
同じカットが複数登場するからです。
本作「バイオレンス」表紙の着衣カットも、
やはり「夢砂丘」と同じです。
さて本作「バイオレンス」の中身をみていきますと、
「夢砂丘」とくらべて、
印刷がとても悪いです。ぼやけてしまっているカットも複数ありました。
「夢砂丘」の見どころのひとつである、
顔射シーンや放尿シーンは、
そこまで悪くない印刷具合なのですが、
それ以外のカラミ場面で悪い印刷のカットがときどき出てくるので、
全体的に興奮を削がれてしまいます。
これまで「夢砂丘」のお姉さんの作品は、
いくつも取り上げており、
ほとんどが再生本ですから、
今回あらためて内容に深くふれるつもりはありません。
「夢砂丘」の発売が1984年で、
本作「バイオレンス」の発売が1989年。
5年後にまた再生されただけでなく、
5年の間も何度か再生されていたわけですから、
お姉さんの人気の高さがうかがえます。
さて、
本作「バイオレンス」は私の手元のオレンジ通信では、
取り上げられていませんでしたが、
「MEDIA JACK メディア・ジャック vo.1」(東京三世社 平成2年9月15日発行)に、
取り上げられていました。
「MEDIA JACK メディア・ジャック」は、
オレンジ通信の裏ビデオや裏本の紹介ページをまとめた増刊号なので、
オレンジ通信に掲載されていたということになります。
以下、紹介文の全文です。
“ かつて裏本が最も華やかだった時代に、
その人気の一翼をになっていた彼女の最高傑作とも言われている
「夢砂丘」という本の再生登場も、
あまりの印刷の悪さに暗澹としたものを感じてしまいました。
内容そのものは決して悪くはありません。
興奮的な顔面発射は表情も良く、
これは抜ける要素です。バイブ挿入、アナルへの挑戦、
3Pといろいろなメニューがあるものの、
そのレイアウトが悪いのです。
流れというものが少なく雑然とした印象しか残りません。
今月の5冊のうち、「愛の瞳」以外の4冊全てに共通しているのですが、
ページの入り組みが何ヶ所かあるのです。
それが雑然とした印象を与えるのでしょうが、
たとえ再生とはいえ注意してほしいものです。
注文をつける筋合いではありませんがネ。”
そして以下は、添えられていた見出しと評価です。
“せっかくの美形GALも印刷の悪さが致命的”
“評価 60点 印刷 B”
ところで、
お姉さんに対する私の印象は、
デパート1階の化粧品売場の美容部員です。
清楚でエレガントなのに加えて、
好きになった相手には尽くしてくれそうに見えました。
もちろんですが、
アナルにチンポをあてがわれたカットで見せた、
眉間にシワを寄せた苦悶の表情も大好きです。
-----------------------------------------------------------------------------------------------